【保育士が教える】ママが「やめて」と思う事ばかりする息子。それって、性別のせい?

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4歳の男の子のママからの相談

うちには4歳の男の子がいるのですが、砂場でわざと砂を自分の頭にかけたり、手洗いの時に洗面所でハンドソープや歯磨き粉を洗面台に塗ったり、セロハンテープを長く出して窓や壁に貼るなど、「汚れるからやめて!」「もったいないからやめて!」と思うようなことをいつもするんです。上にはお姉ちゃんがいますが、そういう遊び方やいたずらはあまりなかったので、意味が分からない行動をするのは男の子特有なのでしょうか。注意してばかりになってしまうのですが、なんでそんなことをするのかわからないことをする息子とどう付き合っていったらよいでしょうか?

 

ご相談ありがとうございます。

相談者さんのように、子育てをしていると、きょうだいの違いや性別の違いを感じることってあると思います。

今回は、そんな「違い」について考えたいと思います。
 

男の子と女の子で違いってある?

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みなさんは子育てをしていて、どんな時に男の子や女の子の違いを感じたり、行動が性別に関係して起きているのではないかと感じますか?

男の子って、電車や車が好き。
女の子って、お世話が上手。

そんな性別が関係しているのではないかと思われる特徴は、先天的な脳の作りや胎児の時に浴びたホルモンが関係していると言われています。

男の子、女の子それぞれの特徴を見てみましょう。

〈男の子〉
・対物志向の傾向がある
物に興味を持ちやすい。乗り物やロボットが好きだったり、空間的な遊びを楽しむ傾向があります。

・活動的でダイナミック
胎児のときに浴びた男性ホルモンの影響で、女の子に比べて、活発で攻撃的な性質を持って生まれてくると言われています。そのため、動きも激しくダイナミック。

・規則性があるものが好き
機械いじりや、車のタイヤなどが好きなのは、規則性や因果関係のあるものを好む傾向があるため。

〈女の子〉
・対人志向の傾向がある
男の子に比べ、人に興味を持っている場合が多く、人形遊びやままごとなどを好む傾向があります。

・言語分野に優れている
言葉の理解が得意。また、人の気持ちを察する能力も高いと言われています。
 

そもそも「同じ人」っているのでしょうか?

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男の子ならではの、女の子ならではの性質を持ってうまれてきている。そのように理解すると、男の子がママには理解出来ないような行動をすることも、うなずけますよね。

でもその一方で、こんな疑問も抱きます。

そもそも、「同じ人」っているのでしょうか?

男の子、女の子。
子ども、大人。
0歳児、1歳児。
日本人、外国人。

私たちは、自分たちを色々なカテゴリに分類して考える“癖”のようなものがある気がしますが、わたしはその枠にはめ込む考え方に、違和感を感じることがあるのです。

男の子でもおままごとやピンク色が好きな子もいるし、わたしは女性であり、大人ですが、身体を動かすことや遊ぶことだって好きです。

子どもたちの姿を捉えようとする時、そこには「◯◯だから」という言葉では言い表すことのできない(もっと言えば、してはいけない)その子それぞれの“個の性質”があるのではないでしょうか。

作られた枠組みの中で子どもを判断するのではなく、その子自身を見ることも、とても大切な気がするのです。
 

少しだけ、捉え方を変えると見えてくることがある

今回の相談者さんの場合も、「男の子だからこんなことする」という枠で捉えずに、その行動に目を向けることで、見えてくることもあるかもしれないですよね。

もしかしたら、やめてほしいという気持ちがきちんと届いていないのかもしれないし、色々な素材の探求を楽しんでいるのかもしれない。

捉え方を変えることで、こちら大人側の対応の仕方や見守り方も変わってくるのではないでしょうか。

男の子だから、女の子だからではなく、ひとりの人間として、子どもたちの姿に目を向けてみたい。そう思うのです。

 
 

本記事に掲載されている情報において、その正確性や有益性などを保証するものではありません。この記事の情報から行う全ての行動については、読者の責任によって行ってください。「すいっち」では、その責任を一切負うことはできません。また、記事に掲載される金額やサイトURLなどは時期によって異なる場合などがありますので、詳細な情報は必ずリンク先でご確認ください。

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三輪ひかり
Borderless Educator-国境なき共育者- 日本とカナダで保育士を経験。 現在園に属さず、子ども・幸せ・本質というキーワードを軸に、ワークショップや研修、ライターなど様々なアプローチで個や社会に向け活動中。 ・ Kodomo.bin共同代表 ・ fbページ 「 世界のほいく便り」 にて情報を発信 ・ホイクホンシツ会議共同主宰

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