野菜は無理に食べさせなくてもよい!?子どもの野菜嫌いの理由と対処法

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子どもたちの野菜嫌いに悩むママやパパはたくさんいらっしゃいますよね。

よくご相談を受けます。

そんな私も、実はとうもろこしが嫌いです。

とうもろこしが嫌いな人、というのは自分以外に出会ったことがなく、いつも驚かれますが、私自身とうもろこしが嫌いなことによって、困ったことは一度もありません。だって、とうもろこしでないと摂取できない栄養素ってないんですから。

 

子どもが野菜を嫌いな2つの理由

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子どもは野菜が嫌い、と言われます。まれになんでもパクパク食べる子どももいますが、ほとんどのお母さんは「子どもが野菜を食べないんです」「子どもが偏食で困っているんです」と言います。はたして、なぜ子どもは野菜を食べないのでしょうか?

理由は大きく分けて、2つあります。

1つ目は「味に慣れていない」ということです。

子どもは、大人よりも味蕾(みらい)という舌にある味を感じ取る器官の数が多く、敏感に味を感じます。そのため野菜のちょっとした苦味だったり、酸味だったりという味は、大人にとってはたいしたことがなくても、子どもにとっては強烈に感じられることもあります。

また子どもたちは、まだ食の経験が少ない。だって1歳までは母乳や粉ミルクしか飲んでなかったわけだし、そこから徐々に離乳食を進めていったとしても、毎日が新しい食材との出会いであるわけです。フランスで行われたある調査では、子どもが1つの食材を食べるようになるまでに、平均15回以上は食卓に上らせないといけない、という結果があります。それほど子どもたちは食べることにおいて用心深く、というか、一つ一つの経験に出会って体得するまでに、時間がかかるのです。

2つ目は「本当に美味しい野菜があまりない」ということです。

昔と比べて野菜の種類が豊富になり、季節を問わずにいろんな野菜が手に入るようになりましたが、そのため野菜の味自体が美味しくなくなっている、と言われます。例えば本来は夏野菜であるトマトも、一年中食べることができますが、そのためにビニールハウスだったり、多量の農薬や肥料が使われたりするわけです。そうなると、野菜は虫もつかずに大きく育ちますが、薬品のせいで土が痩せるし、本来野菜がその生育過程のなかで吸収していく「大地や空など自然からのエネルギー」が不足し、そのため味が落ちてしまいます。

オーガニックの野菜を選んでみる

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また流通や販売方法を簡便化するために、品種改良が進んでいることも原因の一つ。例えば大根や人参などの野菜は、箱に綺麗に収納して効率よく出荷し、同じ値段をつけるためには、同じような形、サイズであることが望ましい。そのため技術が発達して、同じ形、同じサイズのものがたくさん採れるように品種改良がすすんだけれど、不自然なことを施してしまうために、野菜たちが本来もっているはずの、生き物としての強さや生命力が失われ、それによって”味”を損ねてしまう、という事態に陥っています。よく野菜嫌いな子どもが、偶然オーガニックの野菜を食べたら、おいしくてパクパク食べた、なんていう話を聞きますが、これはまさにこのような理由によるものなのです。

子どもが本当の味、本物の野菜に出会えるように

子どもが食べない理由がわかったら、無理になんでも食べさせることが重要ではないことがわかります。本来の味がしないマズイ野菜を無理やり食べる必要はまったくないのです。

むしろ必要なのは、子どもたちが本当の味を知ること。本物の野菜に触れること、なのです。

そのためには、ただやみくもにあれもこれも食べなさい、というのではなく、大人がきちんと“本物”を理解し、それを子どもに伝えることが、最重要事項なのです。本物を知ることは、子どもが大きくなったときに、自分で好き嫌いだったり、美味しいか美味しくないかを判断できる軸となります。その軸を作ってあげることが、親である大人の仕事だと私は思います。

子どもが食べないと悩む前に、まずは自分が選んでいる食べ物が、どんな素性なのかを考えることが、私たち大人に求められています。子どもたちの仕事は、いかにたくさんの本物に触れて、その味を覚えていくかということ。その体験の積み重ねが、子どものココロとカラダを育んでいくのです。

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ギール里映

ギール里映

代表オーガニックショップギールズ
オーガニックショップギールズ代表、子どものココロとカラダを創る!「食べる筋トレ」レシピの専門家。You are what you eat! カラダは食べ物でできている。日々の一口の選択は、人生を選ぶこと。子どもたちが自分がなりたい未来を見つけ、それに向かってとことん頑張れるココロとカラダを創るご飯を提案しています。 ブログ: 子どものココロと体を創る!「食べる筋トレ」

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