【今回の質問】
2歳の息子のママです。食事中なんですが、なかなか遊んでばかりで食べてくれません。時間がある時は、まだ良いのですが、時間がない朝食時などは、ついつい「早く、食べなさい!」と怒鳴ってしまいます。食事に集中させるには、どうすればいいでしょう?
ご相談ありがとうございます。
今回の相談者さんのように、子どもが集中してごはんを食べてくれないと悩んでいる方はもちろんのこと、遊び食べしてしまう、食べムラがある、食べるのにすごく時間がかかるなど、理由は違えども食事に関する悩みを持っている親御さんは多いのではないでしょうか?
今回は、どの悩みにも共通する子どもと食事をする時のポイントをお伝え出来ればと思います。
まずは「理由」に目を向けよう
子どもがごはんを食べない時、食べさせなくてはということばかりに気持ちがいってしまい、なぜ子どもが食べないのかという理由に目を向けることを忘れてしまうことがありますが、まずは「理由」に目を向ける事をしてみましょう。
今回の相談者さんの場合は、お子さんが集中してごはんを食べてくれないということでしたが、理由としてこんなことが考えられるのではないでしょうか?
食事をする環境が整っていないのかも
テレビがつけっぱなしになっていたりおもちゃが出しっぱなしになっていたりしませんか?
また、子どもの視線の先に興味を惹くようなものが置いていないでしょうか?
お腹が空いていないのかも
大人と同じで、子どももお腹が空いていない時に、食を進めるということは難しいです。
食事に集中しない日や、タイミングを思い返してみると、お腹が空いていないもしくはもうお腹がいっぱいになっていたということはなかったでしょうか?
子どもの身体の声をよく聞いて、これ以上は食べない=もう必要ないと考えて、食事の時間を終わりにするのは一つの手だと思います。
理由に目を向け、子どもの行動の裏側にある気持ちを理解したり寄り添うことが出来るようになれば、「いいかげんにして!」とイライラすることも減ると思いますよ。
子どもと食事をする時におさえたいポイント!
このように、子どもの「理由」を理解しようと心掛けることに加えて、食事をする上で、大切にしてほしいポイントがあります。
ご自身のお子さんの食事の悩みに効果的かも!と思うものがありましたら、ぜひ試してみて下さいね!
パパママも子どもと一緒に食べよう
子どもがごはん食べている間に少しでも家事を済ませてしまおうとする事もあるかと思いますが、ぜひパパママも子どもと一緒にごはんを食べてみて下さい。
食事の時間が楽しいと、食べている物をよりおいしく感じますよね。
子どもも一緒なのです。
まずは、食事の時間が子どもにとって楽しい時間、好きな時間になると、自然と食が進んだり食べる事も好きになっていくと思います。
少なく盛ろう
「これ以上は食べない=もう必要ないと考えて、食事の時間を終わりにするのは一つの手です」とお伝えしましたが、とは言ったものの、作ったものを食べてくれなかったり、それで遊ばれたりすると悲しい気持ちにもなりますよね。
この量だと、なかなか食べきれないんだなというラインが分かるならば、少なく盛るのもいい手だと思います。残しちゃったことを怒るのではなく、食べきれた事を子どもと一緒に喜べるといいですよね。
色々な大きさに切ろう
食べ物の大きさが食べづらくて、残してしまったり、食べる事に集中出来なかったりすることも。
小さめに切ったもの、大きめに切ったもの、手で掴みやすいもの、フォークで食べやすいものなど、どんなサイズやかたちが食べやすいのか見つけてあげることも大切です。
どういう風に食べたいのか、観察しよう
食べ物のサイズだけでなく、どういう風に食べたいのかということにも目を向けてみて下さい。手で食べたい、スプーンやフォークを使って食べたい、パパママみたいにお箸を使って食べたい、それぞれ成長の過程やその日のメニューによっても違いがあると思います。
また、食べさせてもらうのではなく自分で食べたいという子もいると思います。
子どもの食事を取る姿をよく観察してみましょう。
直接「スプーンとフォークどっちにする?」と聞いて、子どもにテーブルセットしてもらうのもいいかもしれないですね。
一緒に作ってみよう、片付けてみよう
ごはんを食べる時間だけでなく、ぜひ作る時間や片付けの時間も一緒に楽しんでみて下さい。小さい子でも、野菜を洗ったり盛りつけをすることが出来ると思いますし、子どもが挑戦したいと言ったら包丁を使う事も進んでトライさせてあげたいものです。
まとめ
いかがでしたか?
集中できる環境を作る、子どもの体の声を聞く、食への興味を持ってもらう、ちょっとした工夫をするなど、 食事をする時間をよりよいものに出来るポイントは色々考えられると思います。
そしてぜひ、子どもだけでなく、パパママ自身も楽しい食事の時間を過ごして下さいね!
本記事に掲載されている情報において、その正確性や有益性などを保証するものではありません。この記事の情報から行う全ての行動については、読者の責任によって行ってください。「すいっち」では、その責任を一切負うことはできません。また、記事に掲載される金額やサイトURLなどは時期によって異なる場合などがありますので、詳細な情報は必ずリンク先でご確認ください。
このライターの他の記事を読む


最新記事 by 三輪ひかり (全て見る)
- クリスマスに子どもと一緒に読みたい絵本 - 2017年12月20日
- 【保育士が教える】子どもとの「限りある時間」を少しでも有意義に過ごすには? - 2017年11月14日
- 【保育士が教える】行事いっぱいの日々で疲れ気味の子ども。どうしてあげればいい? - 2017年10月18日