産まれてきた時は、誰もが制約もなく自由な発想を持っています。そして、それを誰しもが認めています。
幼児教育でも、その多様性に目を向け、それを伸ばそうとした教育を行っています。
でも、そこに制限を設ける大人がいます。
一番、最初に制限を設けるのが親。
もちろん、危険がある行為には制限を設けないといけません。危険を冒す前に声をかけるのは当然のこと。ただ、それ以外のことではできるだけ制限をかけないで欲しい。
・ブロック、積み木などで見本は作らないでほしい
・おもちゃは遊び方を示さないでほしい
・急に遊びを中断しないでほしい
・絵本だって前から読まなくてもいい
・ぼーっとする時間を許してほしい
・おもちゃじゃないものもおもちゃにしてあげて
その次に、制限を設けるのが小学校。とても窮屈。
・時間を守らなければならない
・授業中は前を向かなければならない
・正解はひとつでなければならない
・先生の顔色をうかがわなければならない
こんな風に育てられた子ども達は本当にかわいそう。
自己肯定感が高まるわけがない。
いつも、そんなことを考えていたら、素敵な言葉に出会いましたので
みなさんに、おすそ分け。
子供たちの100の言葉 「でも、百はある。」
子どもには 百とおりある。子どもには百のことば 百の手 百の考え百の考え方 遊び方や話し方百いつでも百の聞き方驚き方 愛し方 歌ったり理解するのに 百の喜び発見するのに 百の世界発明するのに 百の世界夢見るのに 百の世界がある子どもには 百のことばがある…それからもっともっともっと…けれど九十九は奪われる学校や文化が頭とからだを ばらばらにするそして子どもに言う手を使わずに考えなさい頭を使わずにやりなさい話さず聞きなさいふざけずに理解しなさい愛したり驚いたりは復活祭とクリスマスだけそして子どもに言う目の前にある世界を発見しなさいそして百のうち 九十九を奪ってしまうそして子どもに言う遊びと仕事現実と空想科学と想像空と大地道理と夢は一緒にならないものだとつまりは百なんかないと言う子どもは言うでも 百はある
ローリス・マラグッツィ(田辺敬子・訳)
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斎藤 哲
代表取締役 : 株式会社グループライズ
7歳の娘と4歳の息子をかかえる2児の父。
2000年にネット業界に入り、企業のウェブコミュニケーションを専門領域とする。近年はFacebookのマーケティングコンサルの実績も多い。子どもに関わる仕事をしたくて「すいっち」を立ち上げた。
著書 Facebookマーケティング 価値ある「いいね!」を集める心得と手法
http://www.grouprise.jp/

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