【絵専門士が選ぶ】3~5歳児向け絵本5選<夏に読みたい絵本>

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絵本専門士の大河原悠哉(がっちょ)です。前回は、0~2歳児向け絵本5選を行いましたので、3~5歳児向け絵本5選を行いたいと思います。今回は、「夏に読みたい絵本」と少しテーマを絞って選書してみましたので、すぐにでも楽しんでいただけるかと思います。

 

絵本専門士が選ぶ3~5歳児が楽しめる絵本<夏に読みたい絵本>

3歳を過ぎると、物事の理解が進んできますので、ストーリー性のある絵本が楽しめるようになってきます。私自身も保育者として3歳以上のクラスを担任することが多かったので、エピソードや子どもたちの反応なども交えながらオススメの絵本5冊をご紹介していきます。

 

【カルちゃん エルくん あつい あつい】

いわむら かずお/作 ひさかたチャイルド

<出版社の紹介文>

強い陽射しを浴びた夏の畑でカルちゃんエルくんが「あつい、あつい」。するとピカッ、ゴロゴロ、ザザー、夕立の後には涼しい風が…。

https://www.hisakata.co.jp/book/detail.asp?b=025604

 

「14ひきのねずみシリーズ」でもおなじみのいわむらかずおさんの作品です。夏の暑さとカエルの世界観が丁寧に描かれています。様々な夏野菜が出てくるので、ご家庭で夏野菜などを育てているとより楽しめる作品ではないかと思います。夏野菜がみずみずしくて美味しそう…。

 

【なつのおとずれ】

かがくい ひろし/作・絵  PHP研究所

<出版社の紹介文>

気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えました。すると太陽が「もうすぐ梅雨明けですか。そろそろみんなに知らせますか」と立ち上がりました。
まず、メロンとスイカが誰かに呼ばれたような気がしました。それに続いて、セミ、カブトムシ、かきごおり、ソフトクリーム、せんぷうきとひまわりも呼ばれたようです。いよいよ夏の風物詩たちの出番になりました。
みんなは、夏に向かってまっしぐらに走っていきます。すると、かとりせんころうさんや、とうもろこしぞうさんが一緒に連れていってと走ってきました。そして、きんぎょばちかさんに、うきわのすけさんも合流します。全員がそろうと、目の前に大きな大きな黒い雲が見えてきました。一瞬にして、大雨が降り、雷が鳴り響き、突風までおこりました。そしてながしそうめんのじっちゃんに会うと……。さあ、夏はもう目の前です!

梅雨明けから夏までをユーモアいっぱいに描いた一冊。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-68781-0

 

まさに今が旬の絵本!作者は赤ちゃん絵本の「だるまさんが」を描かれた かがくいひろしさん。夏の風物詩たちが大騒ぎのクスクスと笑ってしまう1冊です。私にとってはこれを読むと、「夏が来るな~」と感じる絵本でもあります。絵本と共に梅雨を吹き飛ばし、夏の訪れを感じてみませんか?

 

【おばけのきもだめし】

内田麟太郎/文 山本孝/絵 岩崎書店

<出版社の紹介文>

今夜はきもだめし。おばけのこどもたちはぶるぶる震えています。森にはいったいどんなおばけがでてくるのでしょうか?内田、山本コンビが贈る、こわくて楽しいおばけの絵本。

https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b192330.html

 

夏と言えば怖い話!子どもが大好きなおばけの絵本です。おばけが出てくる絵本はたくさんありますが、怖さもありつつ、ユーモアもありつつ。恐怖だけを与える絵本ではなく、怖さの中にも面白さがあるということが、絵本には大切な気がします。怖いものに興味を持ち始めたお子さんにオススメの1冊です。こちらの絵本で涼しくなってみませんか?

 

【夏がきた】

羽尻利門/作 あすなろ書房

<出版社の紹介文>

四国の豊かな自然が、目にしみる!
まぶしい夏の一日をあざやかに切りとった、躍動感あふれる絵本です。
セミの声、夕立、風鈴……夏ならではの「音」で、少年の一日をたどります。
そして、ページをめくると目にとびこんでくる、澄みきった「夏の青」!
風や日差しの強さに心がわきたつ瞬間に、子ども時代の夏の日がなつかしくよみがえります。
愛するホームタウン徳島県阿南市を舞台に、羽尻利門が満を持してお贈りする、初のオリジナル絵本です。

http://www.asunaroshobo.co.jp/home/index.html

 

私が個人的に大好きな絵本の1冊。四国の夏をリアルに描いた作品です。四国と縁もゆかりもない私ですが、懐かしさを感じさせてくれます。子どもはもちろんですが、お父さんやお母さんにオススメの絵本でもあります。クラスで子どもたちに読んだときに「懐かしい…」なんて声をもらす子がいました。思わず心の中で、「誰が言ってるんだ!」とツッコミを入れてしまいました。子どもも何故か「懐かしい」と思わせる素敵な絵本です!

 

【ジャイアント・ジャム・サンド】

ジョン・ヴァ―ノン・ロード/文・絵 安西 徹雄/訳 アリス館

<出版社の紹介文>

チクチク村へやってきた400万びきのハチの大群をやっつけようと、村人みんなで考えだしたわなは……。面白く美しい絵本。

http://www.alicekan.com/books/978-4-7520-4012-5.html

 

400万匹のハチを退治するユーモア溢れる絵本。絵本ならではの世界観に、子どもも大人も釘付けになること間違いなし!久々に引っ張りだして読んでもみましたが、どっぷり引き込まれてしまいました。以前、子どもたちに読んだときに「ジャイアント・ジャム・サンドってどんな味がするんだろう」と真剣に考えていた様子を思い出しました。みなさんだったら、400万匹のハチをどうやって退治しますか?

 

季節感のあるものを選ぼう!

3歳を過ぎると、想像力が育まれストーリー性のある絵本を好むようになります。

3歳くらいはオチが分かりやすいものを楽しみ、5歳になると予想を覆すようなストーリー展開のものが楽しめるようになってきます。その中で、季節感を意識して選書することで、より身近に感じたり、楽しめるきっかけになったりします。必ずしも夏には夏向けの絵本、冬には冬向けの絵本とこだわる必要はありませんが、季節感を意識してあげることで絵本の世界観を想像しやすくなります。絵本を通して親子で季節を感じてみてはいかがでしょうか?

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大河原悠哉(がっちょ)
公立保育士4年、公立幼稚園教諭6年の計10年の保育現場経験ののち退職。 平成29年6月に独立行政法人国立青少年教育振興機構による「絵本専門士」を取得。子育て支援センターや図書館、本屋などでおはなし会や保育者・親子向けの絵本講座や研修を行っている。 現在は、ライター・保育士・子育て支援イベントの主催や運営など様々な顔を持つ。 親子で絵本を読むとことは、コミュニケーションの1つ。子どもはもちろん、パパやママが楽しめる絵本に出会ってもらいたい。そのお手伝いができればと思います。 『【絵本専門士】がっちょの絵本ブログ』を運営
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