【絵専門士が教える】親も絵本を本気で楽しむための4つのポイント

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絵本専門士の大河原悠哉(がっちょ)です。今回は私なりに絵本を楽しむポイントをお伝えしようと思います。私なりの絵本の捉え方の中に、お父さんやお母さんも絵本が面白いと思えるヒントがあるかもしれません。なので、私なりの絵本の楽しむポイントを解説していこうと思います。どうぞよろしくお願い致します!
 

【絵専門士が教える】絵本を楽しむポイント

「絵本の楽しさが分からない」このように感じているお父さんやお母さん、結構います。読み手であるお父さんやお母さんが絵本の楽しさを知らなければ、お子さんに絵本の楽しさが伝わる訳ありません。つまらなそうにしている人の話は楽しくないですからね。なので、私がっちょがどのように絵本を楽しんでいるのか、ちょっとした解説をしながら4つのポイントをお伝えしていこうと思います。

 

絵をじっくりと楽しむ

まずはお子さんに読む前にじっくりと絵を楽しんで見ていただきたいのです。それはなぜか。お子さんに読むと文字を読むことが中心となってしまうからです。子どもは絵を見ますが、大人は文字を見てしましまいます。読み手ともなれば、文字を読むことが中心になってしまうのは致し方ないことです。ですが、絵本の面白さは、絵と文字が組み合わさって2倍にも3倍にもなります。「子どもの目線と同じになる」という意味合いも込めて、絵を楽しむことが私の絵本を楽しむためのポイントの1つです。

 

絵をじっくり楽しむオススメの1冊として

【ねるじかん】

鈴木のりたけ/作 アリス館

出版社からの紹介文

なかなか寝ようとしない男の子。すると、ドアが曲がって見えたり、窓の外に何かが飛んでいたり、迷子の恐竜がいたり…と不思議なことが次々に起こる。子供たちだけに見える夜の世界を、迫力の絵で想像力豊かに描く。

 こちらの絵本は、作者の遊び心がたくさん詰まっている1冊です。絵をじっくり見てみると、不思議なところがたくさんあります。じっくり見てみないと気付かない面白さがたくさんありますので、じっくり絵を楽しんでいただきたいと思います。

 

言葉に出して楽しむ。

絵をじっくり楽しんだ後は、声に出して読んでいただきたいと思います。黙読が悪いということではありませんが、声に出して読んでみることをオススメします。音読してみると、黙読では気付けない言葉のリズム感や心地よさを感じることができます。黙読をするのと音読するのとでは、不思議と感じ方が変わってきます。ぜひ騙されたと思って試してみてください。

 

声に出して読んでいただきたいのがこちら!

【じゅげむ】

川端誠/作 クレヨンハウス

出版社からの紹介文

きっと世界一長い名前のもち主「じゅげむ」ちゃん。 めでたいものの名前を並べると、ざっと136文字。 名を呼ぶほうも、呼ばれるほうも、じれったい、とは言いっこなし。 これも、子を思う親ごころ。「じゅげむじゅげむ……」ととなえれば、 みんなしあわせになれそう。お年寄りの集まりで、この絵本を披露して、人気者になった83歳が。

声に出してみないと分からない面白さとリズム感。ぜひぜひ声に出して読んでみてください!

 

あとがきを読む。

少し絵本の面白さが分かってきたら、もう少し踏み込んでいただきたい。作者によるあとがきを読んでみてください。あとがきには作者の作品に対する想いやどのように作られたかを感じることができます、そうすることで、絵本をさらに好きになったりします。

 

あとがきを読んで、さらに好きになった絵本がこちら!

【おならひめ】

有田奈央/文 喜湯本のづみ/絵 新日本出版社

出版社からの紹介文

さつまいも畑にかこまれたお城に住むナーラ姫。大好きなさつまいもをたくさん食べては、おならをしてあそんでいます。時にはおならでお花を舞い散らせたり、音楽を奏でたり…。しかし、その姿を見かねた王様は「おならあそび」を禁止してしまいます。ナーラ姫が落ちこんだ日々を過ごしていると…。何種類のおならがでてくるかな?

おならを題材にした絵本ですが、作者の意図が奥深い1冊です。面白いながらも大人としては考えさせられる絵本です。

 

子どもに読んで反応を楽しむ

1番大切なのは「子どもに読んでみる」ということです。実際、子どもに読んで反応を楽しんでみてください。自分が面白いと思っても、あまり反応がなかったり、自分の中では面白さが分からなった絵本が子どもにはツボだったり。自分が思っているものとは、違った反応が返ってきたりすることが多く、子どもに読んでこそ絵本の面白さがあるのかなと思っています。

私が、子どもに読んで面白さを教えてもらった絵本の1つがこちら!

【おしいれじいさん】

尾崎玄一郎・尾崎由紀奈/作 福音館書店

出版社の紹介文

ある家のおしいれに、魚の姿をしたおしいれじいさんがこっそり住んでいます。おしいれじいさんは、人間が眠る夜になると起きだし、おしいれの中で、おでこのライトをつけて遊びはじめます。おしいれの中にある使われなくなった道具やおもちゃは、じいさんのお気に入りの遊び道具です。人間が起きてくる朝まで、今晩はなにをして遊ぶのでしょう? 日常の延長線上にあるふしぎな世界を描いた作品です。

 

こちらの絵本は正直自分の中では第一印象あまりピンと来なかったんです。(作者さんごめんなさい…)ですが、子どもたちに読んでみると大盛り上がり!!!子どもたちの反応を見て、大好きになった1冊です。子どもたちに読んでみると印象が変わることがあります。自分の直観も大切ですが、試しに読んでみると意外な発見があるかもしれません。

 

絵本を楽しむポイントは人それぞれ

絵本を楽しむ4つのポイントをお伝えしましたが、あくまでも私の楽しみ方です。私と同じような楽しみ方をする方もいるでしょうし、そうでない方もいます。どれが良い悪いではなく、自分なりの楽しみ方を見つけ、絵本ライフを楽しんでいただきたいと思います。こんな楽しみ方もあるよ、という方がいればぜひ教えていただきたいところです。絵本の楽しみ方は様々です。参考にしていただければ幸いです。

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大河原悠哉(がっちょ)
公立保育士4年、公立幼稚園教諭6年の計10年の保育現場経験ののち退職。 平成29年6月に独立行政法人国立青少年教育振興機構による「絵本専門士」を取得。子育て支援センターや図書館、本屋などでおはなし会や保育者・親子向けの絵本講座や研修を行っている。 現在は、ライター・保育士・子育て支援イベントの主催や運営など様々な顔を持つ。 親子で絵本を読むとことは、コミュニケーションの1つ。子どもはもちろん、パパやママが楽しめる絵本に出会ってもらいたい。そのお手伝いができればと思います。 『【絵本専門士】がっちょの絵本ブログ』を運営
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