復職を考えるママにとって保育園選びはとても大事ですよね。
保育園探し、つまり保活は年々早期化していて、ある保育園では初夏前から見学者がひっきりなしに訪れているそうです。
その現状と保育のあり方について考えていこうと思います。
0歳児で入園できなければ待機児童行き!?
東京都調布市にある47園のうち、38園が生後57日目以降の0歳児保育を行っています。
職場復帰を考えるママとしては、確実に0歳のうちに4月入園を目指したいと考えていくので、早め早めの保活が始まっています。特に、2人目以降のお子さんで、上のお子さんと同じ園に入れたいと考えていても、選考の基準となる「基本指数」により各家庭の状況が点数化され、点数が他の人より少なければ、兄弟が別の園になってしまう可能性もあるのです。
点数を少しでも上げるために、やむなく育休を早く切り上げて、ひとまず認可外保育園に預けて点数を稼ごうとするママもいます。そのようにして加点させて、選考の際に有利に働かせようという狙いがあるんです。ただし、あくまでも他の人との点差による選考なので必ずしも希望の保育園に入れるとは限りませんので、大きな賭けですよね。
延長保育がある!というだけで園を選んでいいの?
このような状況から、小さいうちにお子さんを保育園に預ける人が増えています。さらに、復帰の形態として短時間勤務は点数が低いため、定時勤務を選ぶ人が大半を占めます。自宅や最寄り駅に近い保育園を選んだ場合は、必然的に延長保育の有無が重要なポイントになります。
しかし、保育の現場からすると延長保育に関しては慎重に考えて欲しいという意見があります。通常8時から預かり開始の園で、早朝延長をすると7時から預けられる場合がありますが、果たして0歳や1歳の赤ちゃんが7時から他人の手に任せられるということが、育児という観点から本当に良いことなのでしょうか。現場の保育士は「もっと子どものことを大切に考えて」と願っているようです。
育児分担のススメ
ある保育園では、「最近は朝パパが送ってきて、お迎えはママの場合が多い」といいます。夕方のお迎えがパパという人は、1%にも満たないそうで、定時に会社を出てお迎えに走るママの負担は、大変大きいものとなります。そもそも定時に上がれるかどうかも、定かではなく、勤め先の理解と協力を求めるとともに、パパとママで育児の分担についてよく話し合うことが重要です。といっても、パパの立場からすると「分担といっても、何を自分が担当すれば良いのかわからない」という人も多くいようです。
最近、保育園や自治体、NPOなどで「父親交流会」を開く所が増えているよう、土曜日の夕方などを使って、「父親としてのあり方、子どもとの関わり方」を話し合う会です。ここから「おやじの会」「頑張る父ちゃんの会」など、新しいチームワークが生まれています。ぜひ、地元のパパ支援活動を調べてパパに行ってもらうようにしましょう。
そして、パパ達に「自分だったらどうするか」考えてね!というメッセージを伝えましょう。その後、考えを分かち合い、お互いに笑って楽しくお子さんを囲めるイキイキ家族を増やして行きましょう!
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安藤 華子

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