女の子が男の子に愛のチョコレートを渡す・・・と言うドキドキのイベントだったバレンタインも、「友チョコ」の登場で、もっと気軽に楽しめるようになりましたね。こどもたちは手作りのお菓子を交換したり、大人は高級チョコレートのお買いモノを楽しんだり。今年のバレンタイン、みなさんはもう準備しましたか?
今回は、「愛の告白」というほど大げさではなく、大好きな人に「大好き」「ありがとう」など日頃の想いを伝える手作りカードとラッピングのアイディアをご紹介します。
バレンタインは気持ちを大切にする日
最初に少し、私が住んだことのあるアメリカのバレンタインをご紹介したいのですが、アメリカのバレンタインは、男女を問わず「大事な人」に想いを伝える日。
大事な人とは、恋人同士に限らず、夫婦も、家族も、友達同士も・・・と、かなり許容範囲の広いイベントでした。ボストン郊外の小学校では、バレンタインの数日前には、「受け取ったカードを入れるための封筒」をクラフトの時間に作り、当日は学校でカードの贈りあいをする時間まであったんです。キャラクターのプチカードから、匂いつきのシール、鉛筆がセットになったカードなど、ほとんどのこどもが、クラス全員分のカードを用意していました。日本で言えば、クラスの友達に年賀状を送るような・・・1年に1度、カードを介したコミュニケーションを楽しむイベントという印象を受けました。
アメリカスタイルがいいって訳でもないけれど、せっかくバレンタインディを楽しむならば、女の子から男の子に、なんて気にしないで、女の子も男の子も、そして女性も男性も、大好きな相手に想いを伝える時間にしてはどうでしょう?ここからは具体的に手作りカードとラッピングのアイディアをご紹介していきます。
ハートが飛び出す立体カード
立体カードの創り方はいろいろありますが、ここでご紹介するのは、飛び出すパーツを貼りつけるタイプ。パーツの形を変えれば、色々なカードが作れます。
1.色画用紙を2枚用意します。
2.そのうち1枚が一回り小さくなるように周りを切り、2つに折ります。
3.画用紙の真ん中に、写真のように切り込みを入れます。
4.切った部分を折って、立体的に立ちあげます。
5.2枚の画用紙を貼り合わせます。
6.飛び出したいパーツを貼ります。
カードのベースは大人が手伝って、飛び出すパーツをこどもが作れば、3歳くらいから作れます。5歳以上くらいならば、仕掛け作りにも興味を持つかもしれません。大きく切れば大きく飛び出すし、1枚のカードに複数の仕掛けを作ることもできるので、色々試してみても楽しいですね。
ハートのスタンプ
ハートの形はシンプルなので、色々な素材を使って簡単に作ることができます。そのうちの1つ。段ボールを使ったスタンプをご紹介します。
1.段ボールは折りやすい方向に丸めて、柔らかくします。
2.2つに折り、折り目をきっちりと付けます。
3.折っていない側を内側に丸めます。
4.ハートらしく形を整えます。
絵の具に少量の水を混ぜたものを使ってスタンプすると、色とりどりのハート模様を作ることができますが、絵の具を出すのは準備も片付けもちょっと面倒ですよね。その場合は、スタンプ台を使ってみてください。スタンプ台がなければ、印鑑用の朱肉(100均でも売っていますよね)も使えます。力加減によって、表情が少しずつ変わるのが楽しいスタンプです。スタンプをカードやチョコのラッピングに押して楽しんでくださいね!
お手紙でプレゼントを包むプチラッピング
プレゼントはやはり嬉しいもの。ちょっとしたプレゼントを渡すのに、お手紙を入れてオリジナルでラッピングしてみましょう。
1.透明な袋を準備します。ラッピング用の張りのあるビニール袋(PP袋と言います)だと仕上がりがキレイです。
2.袋とほぼ同じくらいの大きさの紙に、好きな絵を描きます。色鉛筆よりも、クレヨンやマーカーなどのはっきりした絵の方が華やかに仕上がります。メッセージを書いたり、シールを貼ったりしてもいいですね。
3.透明な袋の中に、描いた絵とプレゼントを入れます。プレゼントは見せる?見せない?お子さんのセンスに任せてみましょう。
4.袋のクチをリボンで結びます。リボンが難しければキラキラ光る針金で留めてもすてきです。
折り紙にシールを貼るだけならば、1歳くらいのお子さんでも飾り付けられます。自分の手の加わったものが、最後におしゃれなプレゼントに仕上がると嬉しいもの。そんな風に、何かをもらうだけではなく、贈る喜びも味わえたらすてきですね。
いかがだったでしょうか?
我が子から心のこもったカードをもらえたら、パパもママも感激ですよね。
でもちょっと待って。その「喜ばせる」役どころ、こどもだけに独占されてもいいかしら?せっかくだからバレンタインを口実に、大人同士も、心のこもったちょっとしたプレゼントや、感謝の気持ちをお互いに贈りあってみても、いいですよね。
どうぞこどもも、大人も、親子も、みんなで心温まるバレンタインを!!
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しみずみえ

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