子どもの成長に応じてどんどん増えていくオモチャ達。
自分でお片づけができるようになって欲しい、と思っている親御さんも多いと思います。
今回は、たくさんの子育て家庭のモヨウ替えをコンサルティングする中で実践してきた、子ども(未就学児)がお片づけ習慣を身につけるための4つのポイントをお伝えします。
目次
親が準備できる2つの仕組みと2つの習慣づけ
「親の言う通りにお片づけをしてくれる」「自分からどんどんお片づけをするようになる」そんな淡い期待を胸に、この記事を読む方もいるかもしれません。
ただ、子どもがお片づけしやすくなるための仕組みを作ることと、子どもがお片づけをするようになることは似ているようで違うことなのです。
親がしてあげられるのは「仕組みをつくる」ことと、「習慣化のためのルールを徹底させる」こと。
これを継続させていけば子どもはいつの間にかお片づけを楽しむようにすらなります。
仕組みづくりとは、「遊びやすいスペースをつくってあげること」と「オモチャを出しやすくて、しまいやすい収納を用意してあげること」。
そして習慣づくりとは、「お片づけはその子の仕事とすること」「お片づけをするタイミングを決めてあげること」です。
①遊びやすいスペースをつくってあげる
②オモチャを出しやすくて、しまいやすい収納を用意してあげる
③お片づけはその子の仕事とする
④お片づけをするタイミングを決めてあげる
これがお片づけ習慣を身につけるための4つのポイントになります。
遊びやすいスペースをつくってあげよう!
家の中のオモチャスペースを眺めてみて下さい。ソファやダイニングテーブルなど親がくつろいだり、過ごしているスペースから死角になるような位置に置いていませんか?
小さな子ども達は、親の目線の先で遊びたがります。リビングの隣の和室にキッズスペースを作っても、リビングのTVの前にオモチャを持ってきて遊ぶ、と言うような場合はソファなどからキッズスペースが死角になっている可能性があります。
また、オモチャ箱の前に洗濯物の山があったり、部屋の隅っこの他の大きな家具などに挟まれたスペースにオモチャ箱を置いていたりしませんか?
他にも、いつも遊ぶオモチャは決まっていて、それ以外のオモチャはなんだかとても取りづらい場所に置いてあったり、埋もれていたりしませんか?
遊びやすいスペースがある、ということがしまいやすいスペースがある、ということでもあるのです。
オモチャを出しやすくて、しまいやすい収納を用意しよう!
子どもが使いやすい収納のポイントは以下の3つの条件を満たしていること。
①適度な隙間が空いている
子どもは収納ボックスなどを真っ直ぐにしまうことが難しい。カラーボックスの中に収納ボックスなどを入れる際に大人はピッタリサイズを入れたくなりますが、上、左右に隙間が少し空いていた方が子どもの力でも出し入れしやすいのです。
②箱を出さなくても中身が見える
扉がしてあったり、隙間がなくて中身が見えないと遊びづらいし、片付けるのが面倒くさくなります。
箱の上から何が入っているか覗き込めれば、全部をぶちまけずに遊べるようになるし、そこにポイッと放り込むだけで片付けられるようになります。
③子どもが自分で管理するオモチャのジャンル分けは「年齢+1箱+何でもBOX」
レゴ、フィギュア、カード類、ぬいぐるみ、ボール、ミニカーにプラレール。オモチャのジャンル分けはやり始めたらキリがない。それらを細かく分けすぎるとしまうのが大変。
未就学の子どもが自分でちゃんと管理できる分類の数は、だいたい「年齢+1箱」くらい。2歳だったら3箱。4歳だったら5箱。それ以外は何でもBOXに放り込むのが、迷わないお片づけ仕分けです。
また、ジャンル分けする際は、「遊ぶ時に混ざると遊びづらい物」を優先的に分けるといいです。
なのでレゴとか、プラレールとか積み木などは優先的にジャンル分けしましょう!
お片づけは自分の仕事!
わが家では「(娘の)パジャマ・帽子などの出し入れ」「オモチャの片付け」は2歳半の娘の仕事です。
お片づけを娘に手伝ってもらうのではなく、娘のお片づけを親が手伝うスタンスを崩しません。
そうすると娘も自分でできない時は「手伝って!」と僕達に言ってくる。
それは、お片づけが自分の「仕事」だという自覚に他なりません。
出し入れしやすい収納を用意してあげたら、徹底して「お片づけはあなたの仕事」というスタンスを貫き通しましょう!
そして、お片づけをするタイミングも大事です。
「遊び終わったら」「寝る前」「TV見終わったら」などなど、何となく切りの良さそうな所で「お片づけしなさいー!」といいますよね。
「〇〇が終わったら」と言うのは意外と個人個人タイミングが違うものです。
そこで、お片づけのタイミングは「終わったら」ではなく「〇〇する前」を徹底させます。
ご飯の前にはお片づけしようね!
お出かけの前にはお片づけしようね!
寝る前にはお片づけしようね!
こうして、次のアクションに移る前をお片づけのタイミングにすると、「いつ片付けをするのか」が明確になって覚えやすいのです。
お片づけが好きになると、自分から率先して片付けるようになります。わが家ではテーブルの上にたまに出しっぱなしにしてしまっていたボールペンなどを見つけては「おうちに帰りたいって言ってるよー!」と娘に注意されます(苦笑)
もちろん、気が乗らない時も、忘れちゃうこともありますが気長にゆっくりとお片づけの大切さを伝えてあげたいですね!
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