こんにちは。NPO法人tadaima!の三木です。
わが家の娘さんも、2歳半。彼女の日常的なお手伝いは「朝食の卵割り」「パジャマの出し入れ」「自分の物(オモチャ・帽子・小物類・ごみ捨て)のお片づけ」の3つ。中でもパジャマの出し入れ、自分の物の片付けは「わたしの仕事!」と思っています。もちろん面倒くさくてやりたくない時もあれば、忘れちゃう時もありますが(笑)
いまでは「お手伝い」が彼女にとっては遊びでもあり、褒められるお仕事でもあり、時にクリエイティブな自己表現でさえあるのを感じます。
今日は、子ども達のお手伝いデビューについて考えていきたいと思います。
お手伝いデビューはいつから??
わが家では1歳半をキッカケに、お片づけを娘さんの役割にしました。
実はこんな調査があります。
【年齢別お手伝い実践一覧表】
(参照:キッズデザイン製品開発支援事業(経産省)による子育て住宅調査より)
http://www.misawa.co.jp/kosodate/report/pdf/nenreibetsu.pdf
お片づけに関して見ると、実に50%のお子さんが1歳時からオモチャの片付けを始めています。
そして2歳になる頃には75%。
ちゃんとできるかどうか、は別としても1歳を過ぎれば子ども達は充分に「お片づけ」の意味を理解して取り組むことができるのです。
そして2歳頃になると何でもかんでも「やってみたい!」と言う時期が訪れます。
お手伝いを自分から「やりたい!」なんて言う時期は、長い人生でも限られたチャンスです。この気持や子どもの表現をできるだけ叶えてあげるのが、子ども達にとっても大切な意識付けになります。
「お手伝い」してるのは誰?
最初にも書いたように、わが家では「お片づけ」と「パジャマの出し入れ」は娘さんの仕事です。
つまり「パパ・ママが片付けるのを手伝ってもらう」のではなく「娘さんが片付けるのを、パパ・ママが手伝ってあげる」というスタンス。
だから、わが家では娘さんにオモチャの片付けを「手伝って!」と親が言うことはありません。
むしろ娘さんの方が「手伝って!」と依頼してきます。
我が家のオモチャ箱をご紹介しますね。
オモチャ箱は、オレンジが大きな物。黄色がブロック。真ん中が小さなオモチャ。と、仕分けしています! 仕分けは全て娘が自分で放り込むので、まれに適当ですが笑
多くのご家庭で、子ども達にとってお片づけがしやすいスペース作りを行ってきましたが、親御さんにお話しを伺っていると、「オモチャの片付けも、(手伝ってと)言えば手伝ってくれるんですけどねぇ」と言います。
でも、それではお片づけはいつまで経っても「自分事」にはなりません。ちゃんと「あなたの役割なんだよ」と言う姿勢を貫く事で、子どもでもちゃんと自覚が芽生えるのです。
お手伝いデビューは自己管理から
「お手伝い」と言いつつも、多くの親御さんは自分達の家事を子どもに手伝ってもらいたい、と思っているわけではないのではないでしょうか。
つまり「お手伝い」を通じて、「自己管理できるようになってもらいたい」のだと思います。
そうであれば習慣化できる事をお手伝いしてもらうのがお勧め!
オモチャのお片づけだとハードルが高ければ、絵本の片付けでもOK。
卵割りが、娘さんの役割にならないのは習慣化させづらいからです。
だからわが家においての卵割りは、本当の「お手伝い」。僕が割るのをお手伝いしてもらっています。
小さな事でも継続して、習慣化させていくと子ども達は自分で様々な創意工夫をするようになります。
例えば、パジャマ用の引出しを空けて、中に放り込むだけのパジャマ入れ。
でも、ある日部屋が暗くて引出しを間違えてしまいました。それからはフットライトをつけて明るくしてからしまうように。
オモチャも自分なりにしまう場所があるようで、僕が手伝って間違えると「違うよ!」と怒られます。
こうしたコダワリが芽生えてきたらしめたもの。もう完全にお片づけは自分事化されているのです。
お手伝いは最高の教育の場
お手伝いを通して、「自己管理する力」「物を大切に扱う気持ち」「誰かを助けると、自分も誇らしい気持ちになる経験」などたくさんの事を学べる機会になります。
親自身が少しでも楽になりたい、と言う気持ちもあると思いますがお手伝いを通して見える子どもの小さな成長は本当に嬉しいですよね。できたかできないか、なんて2の次でいいのです。(どうせいつかはできるようになりますから)それよりお手伝いに取り組むプロセスを喜んで下さい。
その気持を大切に、ぜひたくさんお手伝いをする機会を子ども達に与えていきましょう!
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