十月も半ばになり、七五三詣でや写真撮影をお考えのご家庭もあるでしょう。
今年は十月二十二日の大安日を皮切りに、約一ヶ月間、神社や写真館が賑わうことになるようです。
「よくここまで育ってくれたね」と子どもの成長を祝う七五三。親としての喜びを感じる行事の一つですね。
同時に、イヤイヤ期の最中であるニ・三歳児がいるご家庭では「無事に一日を乗り切れるの!?」とヒヤヒヤされているかもしれません。
メイクや着付け、お参り、撮影…と幼い子どもにとっては慣れないことのオンパレードですから、こちらも心の準備が必要です。
今回は、イヤイヤ期でも七五三を楽しむための対策を考えました。
目次
イヤイヤ期はいつから始まる?
そもそもイヤイヤ期は、いつ頃から始まるのでしょうか。
授乳をはじめとして、生活のすべてを母親に委ねていた乳児期を終え、一歳半頃から、心の中に「自分が」「自分で」という自我が芽生えはじめます。
「こうしたい」という欲求を何がなんでも通そうとしたり、どこまで要求が通るのか試すため、あらゆることに「いや!」と言って親を手こずらせるようになります。これが世に言うイヤイヤ期ですね。
親の方もイライラしたり、ほとほと困り果てたり…と良いことはなさそうなイヤイヤ期ですが、これも大切なステップの一つです。
自立した人間になるために、自己主張の練習を重ねているのですね。
思い通りにならない場面を経験しながら、欲求と現実との折り合いのつけ方を学ぶ時とされています。
七五三でよくあるイヤイヤの場面
時と場所を選ばずに繰り返される自己主張の練習。七五三とて例外ではありません。
・メイクやヘアセットを嫌がる。
・袴や着物・ドレスを着たがらない。
・お参りや撮影の待ち時間にぐずる。
・写真撮影で笑わない・泣く。
せかっくカワイイ着物を着ていても床に転げ回って大泣きすることもあるでしょうね。一日の予定もある程度決まっているでしょうから、本当に大変です。
これで大丈夫!七五三でのイヤイヤ対策!
わが娘も少し先に七五三を迎えます。
「いやー!!!」と拒否された時、何か打つ手はないのだろうか?と調べてみました。ここでは基本的な方法をご紹介しますね。
①数えではなく満年齢で三歳になるのを待つ
近隣の写真館の方にお話を伺ったところ、まずはじめに教えて頂いた方法です。
育児をされているパパ・ママも実感されているところかもしれませんが、二~三歳は月齢によって、子どもの様子も全く違うのですね。
数えですと、二歳台前半で七五三を迎えるお子さんがいますが、二歳になったばかりでは、状況が理解できず、落ち着いていられないこともあるようです。
その場合、満年齢で三歳になるのを待って行うと良いとのことでした。
②和装が難しければ洋装
和装は着付けに手間がかかり、その間に泣き出したり、着たくないと拒否し始めたりすることが大いにあり得ます。
その点、タキシードやドレスなどの洋装はハードルがぐんと下がるようです。
「こんな風にしてあげたいな」という親の希望と、お子さんの状況とを見て、一番良い選択が出来ると良いですね。
またお気に入りのおやつやおもちゃを準備しておくと、ぐずった時に「ちょっとこれを食べよっか」「少し遊ぼう」と渡してあげることができますね。
③衣装を見せておく、下見しておく
事前に衣装やカタログを見せておき「もうすぐこれを着るんだよ。楽しみだね~」など、雰囲気を盛り上げておくのも手です。
人見知りや場所見知りが激しい子には、一緒に下見をしておいたり、「こんなことをするよ」と当日の予定を伝えて、イメージがわきやすいように助けてあげることもできますね。
本人の心の準備を手伝ってあげると、スムーズに進むかもしれません。
私自身は七五三詣でに行っていませんので、写真があればどんなに良いだろうと七五三にすこし憧れてきました。
いずれ来る娘の七五三。もし「いや!」のオンパレードで、泣きわめかれても、成長につれて「パパ・ママ、ありがとう」と思いは変わってゆき、写真を眺める日が来ると思っています。
七五三をお考えのご家庭は、幸福な一日となることをお祈りしています(^^)
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野田みや

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