11月に入り、そろそろ気になり始めるのが「インフルエンザ」。
お子さんをお持ちの方にとって心配な時期がやってきました。
例年、言われているようですが、今年もインフルエンザの流行が早くから始まるようなので、早めの予防・対策が必要となってきます。
インフルエンザを予防する方法としては、「予防接種」がすぐに頭に浮かぶかと思います。予防接種を受けたからといって、「絶対にインフルエンザにかからない」というわけではありませんが、もしかかったとしても重症化せずに比較的軽い症状で済む利点もあります。
では、インフルエンザの予防接種は何回、どんな時期に受ける必要があるのでしょう?
また、予防接種の副作用は大丈夫なのか?
今回は、そんなインフルエンザの予防接種の基礎知識についてまとめたいと思います。
インフルエンザ予防接種 回数は?
インフルエンザの予防接種の回数は、多くの病院で大人は1回、13歳未満の子どもは2回とされています。
子供に2回の接種がすすめられる理由としては、1回目の免疫の効果が出始めた頃に、さらに2回目の接種をすることで、効果が増強されるためです。
大人が1回で良いのは、これまでにインフルエンザなどの様々な病気にすでにかかっていて、免疫を持っているからだそうです。
子どもはまだその経験があまり無いので、予防接種による免疫効果を高めるためにも、2回の接種がすすめられています。
1回目の接種から2回目の接種までは、2~4週間です。
1回目の摂取によって、免疫効果が出始めるのに2週間かかると言われているためです。さらにしっかりした効果を期待する場合は、できれば4週間あけたいところです。
インフルエンザ予防接種 打つのに最適の時期は?
インフルエンザの予防接種は、だいたいどこの病院も10月下旬~11月初旬に始まります。
インフルエンザの流行時期は、その年によって違いますが、例年、12月ごろにピークを迎え、インフルエンザによる学級閉鎖などのニュースなども聞かれるようになります。
予防接種による免疫効果が出始めるのが、接種後2週間と考えると、11月中旬までには1回目の接種をしましょう。4週間後に2回目を摂取するとするならば、12月中旬になりますので、年末からお正月の病院のお休みも考慮して、それまでに済ませておかなければなりません。
予防接種の効果は、個人差がありますが、3ヶ月~6ヶ月と言われています。
この予定でいけば、3月中旬から5月くらいまでは効果が期待できますので、最近春までインフルエンザの流行が続く現状を考えると対策としてはバッチリです。
インフルエンザ予防接種 副作用は大丈夫?
インフルエンザの予防接種時に注意したいのが、接種後の副反応です。大人に比べて免疫力や体力のない子どもは副反応が現れやすいとされています。
子どもに現れやすい副反応としては、局部症状と全身症状の2種類があります。
局部症状としては以下のようなものがあります。
・赤く腫れる
・痒くなる
・痛い
・熱を感じる
・かたくなる
いずれも予防接種後、数日中に現れ、2~3日ほどで症状がなくなります。
全身症状としては以下のようなものがあります。
・発熱
・頭痛
・下痢
・蕁麻疹
・発疹
・鼻水
局部症状に比べると、そこまで高い頻度ではありませんが、予防接種後に風邪のような症状が現れたら、副反応の可能性も疑う必要があります。
全身症状も局部症状と同様に2~3日で症状はなくなります。
また、まれではありますが、アナフィラキシーショックやギラン・バレー症候群・空有性能小などの重い副反応も報告されています。
接種によるメリットとデメリットをしっかりと考えて、お子さんにインフルエンザの予防接種を受けさせるかどうか、判断していく必要があります。
どちらにしても、これからやってくるインフル流行に備えて、予防接種だけでなく、日頃から疲労をためず、バランスの良い食事・適度な運動など、免疫力を高める生活をしていきましょう。
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宮林咲子

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