今回のご相談
3歳の女の子のママです。子どもがやりとり遊びが好きで、お気に入りのパペットを私に持ってきて「やって~」と言うのですが、私はどうもやりとり遊びが苦手で・・・。やりとり遊びは大切だろうとは思うのですが、どのように大切でしょうか?それがわかれば私ももう少し付き合えると思うのですが
ご相談ありがとうございます。
お子さんが成長するにしたがって、遊び方もどんどん変化していきますよね。
そのなかで、よく見られるようになる遊びのひとつが「やりとり遊び」。
やりとり遊びってどんな遊びなの?どうやって遊んであげたらよいのかわからない。
今回は、そんな疑問にお答えしたいと思います。
「やりとり遊び」ってどんな遊び?
やりとり遊びとは、言葉の通り「他者とコミュニケーションを取りながら言葉やもののやり取りをする遊び」のこと。
代表的なものに、
・「ちょうだい」「どうぞ」
・いないいないばあ
・にらめっこ
・おままごと
・手あそび
・しりとり
などがあげられます。
きっとみなさんも、何度も楽しんだことのある遊びだと思います。
他にも、積み木やお絵描き、絵本読みもその中で双方からのコミュニケーションが見られるのであれば、「やりとり遊び」と言えるでしょう。
やりとり遊びのメリット
やりとり遊びのメリットを紹介します。
・コミュニケーションをとる楽しさを知る
遊びを通して他者と自然とコミュニケーションをとるやりとり遊び。
その中で子どもたちは、コミュニケーションをとる楽しさや喜びを覚えていきます。
「ちょうだい」、「どうぞ」のやり取りもまさにその典型ですよね!
・言葉の発達の助けになる
自分のイメージを相手に伝えるには、言葉のやりとりが大切になります。そのため子どもたちは自然と多くの言葉を学んだり、使ったりするようになっていきます。
・社会性が身に付く
おままごとなどのやりとり遊びでは、そこに“ひとつの世界観”が出来上がります。
そのなかで、話を聞いて指示通りに動いたり(「ごはんの時間ですよー!」「はーい!」)、その役らしく行動する(赤ちゃんなので、ばぶばぶと言葉を発する、おっぱいを欲しがる)など、自分の思いを相手に伝え、相手の思いを受け入れていく中で、社会性が身に付いていきます。
・愛着関係が築ける
自分の想いに相手が応えてくれたという喜びや安心感が得られるのも、やりとり遊びのメリットの1つ。
また、同じものへ興味を持ったことを、表情や、ことば、行動などで示し合うことで、他者と想いを分ち合った喜びも感じますよね。そのなかで、自然と愛着関係が築かれていきます。
ポイントは「伝える、受け取る意思を持つこと」
パパママの中には、今回の相談者さんのようにやりとり遊びが得意ではない、という方もいらっしゃると思います。
しかし、そんなにやりとり遊びを難しく考えなくていいです。
やりとり遊びのポイントは、とってもシンプル。
「伝える、そして受け取る意思を持つこと」です。
目を見てコミュニケーションをとろうとしていますか?
何かをやりながら、対応していませんか?
相手(お子さん)と丁寧に向き合っていますか?
やりとり遊びをぜひ楽しんでくださいね!
本記事に掲載されている情報において、その正確性や有益性などを保証するものではありません。この記事の情報から行う全ての行動については、読者の責任によって行ってください。「すいっち」では、その責任を一切負うことはできません。また、記事に掲載される金額やサイトURLなどは時期によって異なる場合などがありますので、詳細な情報は必ずリンク先でご確認ください。
このライターの他の記事を読む


最新記事 by 三輪ひかり (全て見る)
- クリスマスに子どもと一緒に読みたい絵本 - 2017年12月20日
- 【保育士が教える】子どもとの「限りある時間」を少しでも有意義に過ごすには? - 2017年11月14日
- 【保育士が教える】行事いっぱいの日々で疲れ気味の子ども。どうしてあげればいい? - 2017年10月18日