産後にまつわるこんな調査をご存知でしょうか?
★産後に離婚したいと思った事がある?
この調査は産後のママの心と体をサポートする、NPO法人マドレボニータが調査したものです。
他にも、何年か前に話題になった産後クライシスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
産後クライシスとは「産後2年以内に夫婦の愛情が冷めてしまう状況」のことでコミュニケーションのすれ違いなどが原因と考えられています。
このように産後について「気をつけないとヤバイぞ!」と言う情報が出回る一方で、やっぱりハッピーに、家族への愛情たっぷりに過ごしたいのも産後の時期。
パパも良かれと思ってやったはずの事が、却ってママをイライラさせたり、完全に的外れだったりなんて事も珍しくない。
そこで、今回は産後ママとのコミュニケーションについて考えてみたいと思います!
「家事をするよりも、わたしと話をして欲しい」
わが家も産後は当然(?)大変でした。僕自身が育休をとってなるべく家にいて、妻はとにかく「身体を養生させるだけ」という状態をつくろうと必至でした。育児はもちろん家事もやり、家をキレイに整えて、母乳に良さそうな健康的な食事をなるべく作って、子どもが夜泣きしたらとにかく一緒に起きる。
産後の妻は、はじめての子育てで当然色んな事に悩む。授乳の事であったり子どもの体の事であったり、寝かしつけやおくるみの上手な巻き方など。
僕は毎日、家事育児に加えて少し仕事もしていたので合間を見つけては仕事をしたりと育休といっても気持ちも時間もパツパツだった。
妻もそんな僕に対して感謝をしてくれつつも、だんだんと鬱屈とした気持ちが溜まってきていたのです。そして出た言葉が、
「家事をするよりも、わたしと話をして欲しい」
でした。とてもハッとさせられた一言でした。
この時期は、家事を一生懸命する事よりもコミュニケーションの方がずっと必要とされている時もあるのです。
アドバイスなんかいらない!欲しいのは「共感」だけ!
もう小見出しのまんまです(笑)
男性は話を聞くのが苦手!なんて言われますが別に男性に限らず話を聞くっていうのは、わりと難しいものだなと思います。
聞く事が難しい、その原因のひとつに「話すことの難しさ」があります。
なんだか禅問答のようですが、話し手の話がべらぼうに上手で面白ければ聞き下手でも最後まで聞いちゃうよねってことです。
特に子どもの事について話すのは本当に難しい。オチがあるわけでもないし、感情の吐露だけで終わってしまうかもしれない。何を言いたいのか、話し手がよく解ってないなんて事もざらにあります。
つまり、このコミュニケーションとは「悩みを解決して欲しい」という事ではありません。
「言葉にできるかどうかも解らないような、色んな感情や思いを聞いて欲しい。かつ、夫婦でしか分かり合えないような喜びや辛さを共感し合いたい」ということです。
自分というバイアスをはずせ!
産後ママとの話しのポイントは「共感」。では、この共感がしっかりできるためにはどうしたらいいのか?
それは「自分だったら」を極力排除する事です。
「俺だったらこうする」「わたしだったらこうできる」は、解決策を提案する方向に話しが流れがちです。ただ共感して欲しい、とにかく解ってもらいたい、と感じている人に対しては不要なバイアスなのです。
よく言われる「相手の身になって」が、特に産後のママとのコミュニケーションでは大切なのだと思います。
一生懸命に親身になってコミュニケーションをとっていても、お互いにイライラ!っとしてしまうことはあるでしょう。
そのイライラがパートナーに対して爆発する時は、疲れているとか大変、というよりも「追い詰められている」状態である可能性が高いのです。
追い詰められている時ほど、共感を示すことが必要な時です。パパ・ママお互いに心地よく産後を過ごせる共感コミュニケーションを楽しんで下さい!
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