5月も最終週になりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
私は1歳4ヶ月の娘を育てる母親です。教員経験があり子どもの心や発達に興味関心を持っています。
「なるほど~」「これはいい情報!」と思えるネタをキャッチすべく、日々アンテナを張って生活しています(^^)
これまでにいくつか記事を書かせて頂きましたが「誤ったことを書いてはならない」という緊張感や、読んで下さったことへの感謝など、さまざまな気持ちを経験させて頂きました。
さて。今日は、最近の私の「ありのまま」を書かせて頂くことにします。
育児を始めて早1年4ヶ月。
娘は外遊びが大好きになり、手づかみで食事をするようになり、昼寝は一回だけになりました。「絵本熱」もいったん収まり、室内では積み木や紐通しにハマっています。
生まれたての頃からは想像もつかない成長ぶりでうれしい限りです。
けれども…。
季節が進み夏を迎えようとしている今日この頃、私は悟りました。悟ってしまいました。
「理想の母親にはなれない。」
ということを。
何があってもどっしり構えて、大らかで穏やかで、ニコニコ笑顔を絶やさない。そんな母親には、少なくとも当分の間は、なれそうにないということを。
「絶対怒らない!イライラしない!」と何度決意したことでしょうか。短い間はできたとしても、反動で、夫への当たりが大変きつくなりました(笑)。
今回は、私のイライラポイントを挙げてみます。
食事でイライラ
離乳食が始まってからしばらくは、いろいろな悩みがあったものの、幼児食になって状況は良くなりました。
幸い食べ物の好き嫌いをあまりしない娘。
祖母にも「食べっぷりがいいよね~」と感心される程、何でもモグモグ食べます。
これは本当にありがたく、感謝しなければならないこと。
けれども、そんな食事風景にすらイライラポイントがいくつかあり、頭が痛いところです…。
・何度止めても、ストローマグを逆さまにしてお茶がポタポタとこぼれるのを見たがる。
・食べている間も何かを触っていないと気が済まないのか、食べ物やスプーンで遊んでしまう。
・気に入らないと机を叩く。
・子どもに食べさせながらその間に自分も食べないといけないというストレス。
などなど。
娘は食べ物をたくさん口に押し込む癖があり、適宜止めてあげないと、どんぐりを頬張るリスのように!
自分の食事がゆっくりとれるのはどれくらい先でしょうか。
夫にイライラ
「夫にイライラ」などと書くと夫からクレームが来そうですが…。
わが家の夫は娘の面倒をよく見てくれ、永遠に繰り返される「絵本読んで」のリクエストにも根気よく応えてくれました。
そんな夫にも、ついイライラしてしまう時が。
それは決まって「話を聞いてくれない!」と感じた時でした。
育児の辛さを夫に話しても「そんなの仕方ないよ」「◯◯した方がいいよ」などとバッサリ&アドバイス。
正論なのは分かりますが、イライラしました。
「あなたは話を聞いてくれない!」
「僕はちゃんと聞いてるよ。」
こんなやりとりを何度繰り返したことでしょう。
その結果、分かったことがあります。
それは「話を聞く」ことの捉えかたが違っていたということ。
・夫…話を理解し、正しい答えを返すことが「話を聞く」
・私…気持ちに共感してもらうことが「話を聞く」
男女の会話の噛み合わなさは、こうした捉えかたの差なのですね。今思えば「そうなんだね」と、夫に気持ちを肯定してほしかっただけでした。
気持ちを楽にしてくれた絵本
私たち夫婦が育児で行きづまった時、夫がおどけて
「もういちど、さいしょから はじめるさ」
と合言葉を口にするようになりました。
これは『ちらかしぼうや』(ジャン・オームロッド著)という絵本の中の言葉。
夫は、娘に読み聞かせた絵本の中でも『ちらかしぼうや』を特に気に入り「これは良い本だなぁ。育児のバイブルみたい。」と言っていました。
この絵本は、父親がおもちゃ、つみき、服…と部屋を片づけていくそばから、赤ちゃんがまた引っぱり出して散らかしていく…というシンプルなストーリー。
父親は赤ちゃんを怒るのではなく、抱きしめてこう言います。
「いいとも いいとも。もういちど、さいしょから はじめるさ」
この一言に、赤ちゃんに対する深い理解と、良い意味での「あきらめ」が込められている気がしませんか。夫が時々口にするからか、イライラした時には、この言葉や絵を思い出してしまいます。
イライラの感情をなかったことにするよりも、感情と上手く付き合っていける人こそ理想の母親なのかな…と本稿を書いて思いました。
またそれぞれのイライラポイントで、上手く対処するコツもあるのかなと思います。
以前に書かせて頂いたこちらの記事
「『まだ遊ぶ!』公園から帰りたがらない子どもにも届く会話のヒント」
https://switch-kosodate.com/kosodate/post-4342
もよろしければ参考になさって下さい。
「育児は辛いことが多いけど、やっぱり幸せなことだよね」
と先日夫婦で話しました。
先は長いですが二人三脚で頑張りたいと思っています。
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野田みや

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