8月にはいり夏休みをとるパパも多いと思いますが、親が予定を立てれば立てるほど、子どもは親の思い通りに動いてくれることを痛感しませんか?「9時には家を出ないと間に合わないのに!」と言って、子どもを叱った経験もある方も多いでしょう。
今回は、アメリカのパパ向けサイト「Fatherly」でだらだらしている子どもを急がせる方法という記事があったので、紹介します。
子どもの行動は万国共通
「子どもは、親がして欲しいことよりも興味深いことがたくさんある」
これは、どこの子どもでも一緒です。。歯みがきが終わったら洗面台の水で遊び始めたり、車に乗る前に道路脇にいる虫に気を取られて、なかなか車に乗らないなんていうことはよくあることで、そのたびに、「早く乗りなさい!もう行くよ!」と大声をあげるのも万国共通のようです。
でも、きっと、みなさんも子どもの頃って、同じような行動をとってたんではないでしょうか?子どもの行動の本質って、国だけではなく、時間をも超えて共通のものだと言えるでしょう。
とはいえ、早く動いて欲しいという気持ちは抑えられませんよね。子どもにパパッ動いてもらうためには、普段の子どもに対するアプローチ方法を変える必要があるのではないかと考えられてます。
さて、どんな方法があるのでしょうか?
ルーチンリストを作る
今回、紹介したいのは、いつもの行動に入る前にルーチンリストに沿った行動をさせるというものです。
例えば、寝る前、お風呂に入る前、お出かけの前などの日常の行動の前にルーチンを作るんです。
大人が行動するときには、「時間」が大きなキーとなっていて、何か行動を起こすときには逆算をして、「今、〇〇をしないと」と考えると思いますが、まだまだ、子どもには、そのような時間の概念は理解できません。
いきなり、「お風呂に入るよ!」と言っても、目の前のおもちゃの誘惑に勝てるわけがありません。我が家では、あらかじめ「××が終わったら、お風呂だよ」と伝えるようにしていましたが、それすらも言わずに済むようなルーチンリストを作れたら最高ですよね。
例えば、大好きな歌を流して、それに合わせてお着替えを準備する競争をしてからお風呂に入るということをルーチンにしちゃうんです。そのような流れを作ることで、やらなければいけないことの前に流れを作るんです。
今、思い起こすと、うちの場合は、保育園に行きたがらない時には、ルーチンがあったんです。
まずは、テレビの電源スイッチを消し、玄関までアンパンマンの人形と一緒に競争をするというのが保育園に行くまでに一連の流れ。行きたくないと駄々をこねていても、競争すると玄関まで走って行って靴を履くんですよね。
このようなルールを作るのには非常に時間がかかりますかもしれません。どんなルールにするのかを考え、タイミングを計り、うまくいくか検証していかないといけません。でも、それだけ時間をかける価値があるとアメリカの行動科学の博士が言っているんです。
そして、そのルーチンリストは、見える化しておくと効果的です。文字や写真・絵などで子どもたちが見えるところに置いておきましょう。これで親が何か言わなくても行動できるようになるといいですよね。
それでも、きっと、子どもがダラダラすることはあるでしょう。その時、自分自身に聞いてみてください「ちょっと予定よりも伸びた時間って、そんなに耐え難いものなのか」と。
「時間」とにらめっこするのではなく、その時間を楽しんでみませんか?ちょっと自分の期待が大きかっただけだと思えばいいだけのこと。
重要なことは子どもをしっかりと見つめること
「ルーチンリストを作る」以外にも、いくつかのポイントが書かれていました。
・自分の趣味の時間を少し減らして、子どもが集中していることに目を向けよう
・(だらだらを無くすための)自慢できるような成功体験を作るためにチャレンジをさせる
・子どもができたタスクを「わたしはちゃんと見ていたよ」ということを伝えてあげる
というようなことが紹介されていました。
いずれにしても、パパママがしっかりと子どもに対して時間をとってあげることが大事ですよね。長い時間ではなくても、しっかりと子どもの行動を見てあげ、なぜ、そのような行動をするのかを理解し、それに共感してあげることが大事なんですよね。
日本でもアメリカでも、そういったソリューションは一緒ですね。
参考:How to Hurry Up a Kid Who Gets Ready Slowly (Fatherly)
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斎藤 哲

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