子育てをしていると、イライラすることがありますよね。
・時間がないのに、なかなか言うことを聞いてくれない
・すぐにお友達に手を出しちゃう
・電車の中で静かにしてくれない
などなど。例はあげきれません。
つい、カーっとして怒っちゃうと、「どうしてあんなに怒ったんだろうか」「あたしは子育て苦手なのかも」と思ってしまいがちです。ただ、子育てをしていれば誰もがイライラすることって多いと思うんです。
あなただけではありません。
イライラが完全になくなることはないでしょう。でも、少しでもイライラを減らすことができれば、きっと生活が楽になってくると思います。
今回は、「子育て中のイライラ」を減らす視点をいくつか紹介したいと思います。
目次
子育ての「〇〇であるべき」を捨てる
なぜ、子育てってイライラするのでしょうか? ほとんどのケースが「親の考え」と「子どもの行動」とのギャップによって起こるものだと思います。そして、そのギャップは2種類に分けられるでしょう。
①時間にまつわるギャップ
②「子育てはこうあるべき」という考え方とのギャップ
保育園に子どもを送りに行くと、「早く!早く!」という言葉をあちこちで耳にします。会社に遅刻しないために、保育園を出る時間は決まっている方が多いでしょう。それなのに、子どもの準備が進まず「早く!早く!」と言ってイライラしちゃう。ここで起きるイライラにの元にも2つのパターンがありますよね。
・「準備くらい自分でやりなさい」と親が強制している
・「準備は自分でやる!」と子どもが言い張る
後者の場合は、もう仕方ありません。イライラしてもいいと思います。これは誰もがイライラするものです。
ただ、前者の場合は、「子育てはこうあるべき」という考え方とのギャップですよね。
「年中さんになったんだから、自分の準備くらいできるようにならないと、、、、」
「〇〇ちゃんは、ひとりで準備をやっているんだから、うちの子も、、、」
私だったら、時間に余裕がなくイライラしそうな時は、この考え方って捨てちゃいます。だって、いずれはひとりで準備できるようになりますから。
また、ちゃんと準備できていないと、「ちゃんとやりなさい!」って言ってしまいがちですよね。それも、私だったら捨てちゃいます。うまくできなくて困るのは「子ども自身」ですから。失敗することから学び、次はちゃんとできるようになればいいと思ってます。
「子育てはこうあるべき」という考えが多くあればあるほど、イライラする回数も多くなるでしょう。そして、真面目な親ほど「子育てあるべき論」に縛られてイライラする頻度が多いような気がします。ちょっといい加減くらいがちょうどいいのかもしれませんね。
こういう私も日々、イライラして子どもを怒ってしまいます。でも、そういうものだと思って気を楽に持つようにしています。
子どもの気持ちになってみる
「子どもの気持ち」を考える上で大切なことは、「子どもの脳の仕組み」をおさえておくということです。
子どもには「今」しかありません。先を見通すことはできないんですよね。今、目の前にあるものが全てです。時間を逆算して何かの準備を進めるということはまず無理! これが大人と大きく違うところです。
例えば、何かに夢中になって遊んでいて、「ご飯だよー」とか「お風呂に入ろうか」と言っても「イヤ!」って言われて、少し待っても全然、遊びが終わらずイライラする。あるある、ですよね。
いつも、夕飯の時間が決まっていても、夕飯の準備をしているのを目にしていても、子どもには「遊び」しかないんです。そういう子どもにとって、急に「ご飯だよー」と言われても、楽しい遊びを強制的に遮断されるような印象を持ってしまいます。大人からしたら「突然」ではないんですけどね。でも、そこまで脳できあがっていないのでしょうがありません。
私は、子どもの遊びを中断するときにはできるだけ「前フリ」をするようにしています。「もうすぐ、ご飯だから、次に声かけたら遊びをやめてね」「あとで、5分でご飯だよ。まだ、遊んでいても良いよ」などなど。これでもダメな時もありますが、すんなり夕飯の席に着くことが多くなってきました。
これは、お風呂の時も、公園から帰る時も同様です。これで、少しはイライラが減ると思いますので試してみてくださいね。
子どものわがままに付き合うメリット
それでも、イヤイヤ期は何を言ってもダメな時もあります。子どものイヤイヤ期は、大人もイライラ期。私もつい怒鳴っちゃってことが何回もありました。この時期は、できるだけ子どもに寄り添うようにするのが良いと思います。子育ての「べき論」とか「しつけ」の事を考えると、イライラが止まりません。
自分の我に目覚め、その我を通したい時期なんです。この時期は、できる限り子どものわがままに付き合ってください。ただ、その時に心の中で思ってい欲しいことが、「イヤイヤが激しく我を通しぬく子の方が将来に有望である」ということ。
我を通すということは、あきらめずに最後までやりぬく成功体験をしているということです。
逆に、聞き分けの良い子、親の言うことを聞き、自分の我を押し殺している子は、すぐに諦めてしまう子とも言えます。親としては、こういう子の方が楽なので、褒めてしまいがちですよね。でも、将来、何か困難があった時に、すぐに挫折したり親の顔をうかがうような子になってしまうかもしれません。
イヤイヤ期は、親もツライ時期ではありますが、「小さい成功体験を積んでいる」と思って、長い目で見てあげましょう。
旦那(パートナー)をどう巻き込んでいくか
イライラは共有してくれるパートナーがいるとずっと気が楽になります。ただ、一日中、家で子どもの相手をしているママと仕事をしているパパでは、あまりにも日中の生活が違いすぎ、それを埋めようという時間をとろうとすると、そこで新たなイライラが発生します。
日中、子どもとずっと一緒にいるママは、どれだけイライラし疲れているかを聞いて共感して欲しい、一方のパパも仕事でイライラして疲れて帰ってきていて、ママのイライラを解決してあげいたいと思っていても共感するほどの余裕がない。でも、ママもイライラしているようだから、サクッと解決法を提示してあげたい。
ここがスタート地点だと、話せば話すほどイライラが増してきますよね、お互いに。
パパだって、何とかしたいと思っていても仕事でへとへとになっている上に、1日中、子どもと二人っきりで過ごす経験がないので、その辛さが理解できません。
しっかりと対話ができる家庭は良いのですが、話しをしているうちに感情的になってしまうような家庭では、LINEのようなツールを有効に使うことをおススメします。以前、夫婦のLINEコミュニケーションを実験したことがあるのですが、定期的にママの感情をLINEなどで簡潔に送るとパパが共感しやすいという結果が得られました。
私からのおススメLINEコミュニケーション方法は以下の通りです。
1.パパの帰宅時間に合わせてLINEで今日の感情とトピックを送る
子どもを見ながら、帰宅時間に合わせてLINEするのは難しいですが、すき間時間に送るのがポイントです。
2.感情をスタンプで送りましょう
今日、どれだけ辛かったか楽しいことがあったかを文字ではなくスタンプで送りましょう。
3.トピックや写真は余裕があればでOK
4.週末にでも、今週はどんなスタンプを送ったのかを振り返りながら、パパと話しましょう
できるだけ、フラットな感情で話しをできるようにすることが大事なんですよね。
子育て期のイライラを減らすための5つのポイント
いかがでしたか?少しはイライラが減りそうな気がしてきましたか?
1.子育て中はイライラするもので、あなただけではないことを知る
2.子育ての「こうあるべき」を捨てる
3.子どもの気持ちにも向き合う
4.「前フリ」をする
5.LINEでパパ(パートナー)と感情の共有をする
いずれも、今日からすぐにできることです。ぜひ、試してみてくださいね。
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斎藤 哲

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