いきなりですが、こんな調査結果をご存知でしょうか?
パパは家にいる時間が長いほど、家事をがんばっています。だけど、パパの在宅時間が長いほど、ママの家事時間も長くなっているんです。
パパが30分家事をがんばったのなら、ママの家事だって30分短くなればいいのに。でも、実際はそうもいかないようです。
つい先日もあるママさんからこんな話しを聞きました。
「(帰りが遅い)うちの夫は、“温かい”食事しか絶対に受け付けないんです。ごはんも冷凍してあるものをチンではダメ。パサついて美味しくないって。お味噌汁も“煮え花”でないと美味しくないって、再加熱はNG。夫の分だけ味噌を溶かずに分けています。おかずも・・・」
などと不満が止まらない。
「夫の分だけ別」で用意するのって本当に手間です。
せめて自分で温めて、チンして食べてくれれば楽なのに。
さらに自分で食べた分くらいは洗い物だってして欲しい。
それがママさんの本音ではないでしょうか。
家事の8割はマイナスを0にする作業と心得るべし!
普段家事をしないパパにとって、家事とは一体どのようなものでしょう?
・おなかが空いた→ごはんを作る
・部屋が散らかって、汚い→掃除をする
・汚れ物が溜まっている→洗濯をする
すでに課題(汚れてる等)があり、それを解決(キレイに掃除する等)するためのアクションこそが家事。そんなイメージではないでしょうか。
実は家事には種類があります。「マイナスを0に戻す家事」と「プラスをクリエイトする家事」です。
図をご覧いただくとお分かりかと思いますが、「マイナスを0に戻す家事」が8割を占めています。汚れや散らかりといった家事のマイナス要因を0に戻すアクションこそが家事のほとんどであると言ってもよいくらいです。
先の調査で明らかになった、パパが家にいるほどママの家事時間が長くなる理由はここにあります。
パパが服を脱ぎっぱなしにしていたり、自分が食べたものをそのままにしておいたり、読んだ本や飲んだペットボトルをリビングに置きっぱなしにしていたり。そんな積み重ねが、ママの家事の手間を増やしているのです。
いくら高いところにある蛍光灯を変えてドヤ顔したって、日常的にママの家事の手間を増やしているようだと心から感謝されません。せっかくがんばってやった家事も認めてもらえなかったらもったいないですよ。
夫婦で考えるべきは「夫の家事時間増加」よりも「家族の家事時間減少」!
そこでパパは少し自分の日頃の行いを振り返り、家事についての目標を立ててみましょう。ここでは、「どんな家事も完璧にこなせるパパになる」ことではなく、「家族への手間を増やさないパパになる」ことを目標にしてみてください。
少し地味な目標ですが、とても効果的です。
そして少しずつ自分以外の家族が増やしてしまっているマイナス要因も「ついで」になくしていきます。
例えば、
・帰ってきたら靴を揃えて玄関を上がる。ついでに、家族の靴も揃える。
・飲み終わったペットボトルを片付ける。ついでに、リビングテーブルの上のゴミなども捨てる。
・自分だけが夜食べた食器を洗ってしまう。ついでに、シンク内をキレイにする。排水口も掃除しておく。
家事を減らすために考えがちなのは「夫の家事時間増加」ですが、どうしてもパパの家事スキルが追いつかない。そんな場合は、無理に不慣れな家事にチャレンジしてママに余計な手間を増やすよりも、「家族の家事時間減少」を意識すると、日常生活での動きが変わってきます。
「パパが家にいると、何だか少し家が片付く気がする」
「パパがトイレに入った後って、トイレがキレイになってる気がする」
そんな風に言われるようになったら、ママが心から感謝している証拠です。パパとしても最高に嬉しいですよね。
「家族への手間を増やさないパパ」を目指して、ぜひ小さなアクションから取り組んでみてください。
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