こんにちは、かくしげです!
突然ですが葉酸って知っていますか?
葉酸はその名から想像できるかもしれませんが、ほうれん草などの葉物野菜や緑黄色野菜、他にも納豆、レバーなどに多く含まれ、生まれてくる子どもの神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させる効果があるとされており、厚生労働省からも特に妊活中の夫婦や妊娠中の方の摂取が推奨されている栄養素の一つです。
葉酸っていつ飲めばいいの?
バイエル薬品株式会社が既婚者かつ妊活中の男女を対象に行った「妊活・妊娠と夫婦に関する実態調査」によると、
・妊活中の夫婦で葉酸摂取の重要性を認知しているのは88.1%。
さらに、
・葉酸を飲むタイミングを正しく理解しているのは54.1%で、その内訳は女性が67.5%、男性が41.5%
と男女で大きく差が出ていることが明らかになっています。男女ともに葉酸の重要性は多くの方が理解しているものの、男性はまだまだ飲むタイミングまでは正しく理解していない方が多いというのが実態のようです。厚生労働省からは、妊娠する1ヶ月以上前~妊娠して3ヶ月まではしっかりと摂取することを推奨しています。
葉酸の必要な摂取量は1日あたり0.4mgとされており、野菜を350g取れるような食事を心がければ通常の食事からでも0.4gの摂取は可能とのことですが、結構難しそうですよね。そんな場合はサプリメントからの摂取でもリスク低減が期待できるそうです。
参照:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1212/h1228-1_18.html
妊活に悩んでいるのは自分たちだけじゃない。
調査によると妊活に悩む夫婦の割合は実に8割。思ったよりも多くないですか?センシティブな悩みなだけに周りの人がどれくらい悩んでいるかと言うのはわかりにくいですが、同じ悩みを持つ夫婦は意外と多いのです。
男女別で見ていると男性が最も悩んでいるのは「義務感によって感じるストレス」、女性が最も悩んでいるのは「妊娠しないこと」となっています。
(上のグラフが女性が悩んでいる事、下のグラフが男性が悩んでいる事)
妊活は先の見えない悩みでもあるため、長くなればなるほど不安やストレスが溜まってきますよね。
また、妊活中の悩みを誰に相談するのかというと約5割の方は「パートナー」と言う回答に。このことからも周りになかなか相談しづらい悩みでもあることがわかります。そういった時に周りに相談できないからとインターネット上で意見や経験談と自分とを比較してしまうとますます不安になってしまいがちです。できるだけ人とは比べず、夫婦のペースで妊活に臨むのが良いでしょう。
妊活に夫は協力的だと回答する女性が8割いるものの、2割は夫婦関係の悪化を感じている
当たり前ですが妊娠は二人の協力があってこそできるもの。嬉しいことに妊活中の女性の8割は夫が妊活に協力的であると回答しています。逆に言うとまだあと2割は世の中的にも改善の余地があるということですね。
また一言に「妊活」と言っても夫婦それぞれがどのようなことを行なっているのかというと、男性は「医師や妊活経験者からの情報収集」、女性は葉酸を含むマルチビタミンの摂取」という回答がトップになっています。
さらに妊活中、排卵日と他の予定が重なってしまった場合、86.5%の男性、62.5%の女性は「他の予定よりも妊活を優先する」と回答しており、多くの男性が妊活に協力的であることがわかります。
しかし、2割の夫婦は妊活を始めてから「夫婦関係が悪化した」とも回答しています。41.6%の夫婦が妊活開始から1年以内に妊活倦怠期を経験しています。妊活中にイラッとするパートナーの態度については女性は「妊活に対して楽観的である」が35.5%、男性は「妊活についてプレッシャーをかける」が27.5%でトップとなっています。
最後に
幸せに一歩近づくための妊活、妊娠、そして出産。にも関わらずそれが原因で夫婦関係が悪化してしまっては元も子もないですよね。また、こうすれば必ず妊娠すると言うわけでもありませんし、何かをしていないから妊娠しづらいと言うわけではありません。夫婦それぞれお互いに不安やストレスを与えないようにちょっとした心遣い、気遣いを大切にし、二人で協力して妊活に進めて行きたいですね。
妊活中のご夫婦も、そうでないご夫婦もこれを機に妊活についての実態を正しく理解し、知識を身につけ、会話のきっかけとしてでも良いので夫婦で情報共有をしてみませんか?
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かくしげ

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