スーパーでお正月用品が終わったと思ったら、恵方巻きのチラシが目につくようになりました。もうすぐ節分ですね。お菓子コーナーの片隅では、煎り大豆も売っています。写真のような、オニのお面も豆を購入するともらえたりしますよね!
そう、節分と言えば、豆まき。豆まきと言えばオニ!
今の時期、「外に出られないから、家の中で何をしよう?」「冬、外で何して遊ぼう?」と悩んでいるお母さんの声をよく耳にします。この時期に季節行事の「節分」に絡めて、手軽に遊べる“オニごっこ”を提案します。オニごっこ、しかも奥が深いのです!
と言うわけで、親子で遊べる「オニごっこ」をご紹介します。
オニごっこの魅力
今のこどもたちにも、オニごっこは変わらず人気があります。きっと遊び方がシンプルだからこそ、時代を超えて、こどもたちが楽しめるのでしょうね。
オニごっこの魅力は、ルールのある遊び方を知る・身体を動かす・大勢で遊べるなどたくさんのことが思いつきますが、役割が入れ替わることもポイントの1つ。
オニごっこは、オニが誰かにタッチすると、その時点で役割が入れ替わります。さっきまで追いかけていたオニが今度はみんなと同じ逃げる側になり、さっきまで逃げていた人が追いかけてくる。追う・逃げるという関係や、敵味方という意識が固定しなくて、自分もいつ逆の立場になるか分からない。その状況は、立場を変えることや相手を慮ることを、声高に伝えなくても、遊びの中で自然に体感できる、よくできた仕組みです
また、年齢の違うこどもたちがオニごっこで遊ぶ時には、「おマメ」という存在が登場することもあります。(地域によって、おみそやごまめなど、色々な呼び方があるようです。)これは、小さい子どもとも一緒に遊ぶための知恵。まだルールはよく分からないけれど、大きいお兄さんお姉さんたちと一緒に走り回るのが楽しいという小さい子どもが、「タッチされてもオニにはならない」という特別枠で参加できる仕組みなのです。そんな風にシンプルな「オニごっこ」には、シンプルだからこそ、遊ぶ人が工夫できる余地や発展の可能性が沢山あります。そこから、高オニ・色オニ・氷オニなど、色々な種類のオニごっこも生まれました。
では、ここからは遊びの専門家として、今の時期におすすめのオニごっこを3つご紹介していきます。まず、オニごっこの魅力は分かったものの、寒くて外で遊べない日もありますよね。そんな時は家の中で「オニごっこ」要素のある遊びで楽しみましょう。最初の2つはお家の中で、親子で遊べるオニごっこをご紹介します。
親子で遊べるオニごっこ(家の中編)①すわりオニ
お尻の下に座布団を敷いて、いつもその座布団をお尻でずりずりと引きずりながら進むのがルールのオニごっこです。座布団というアイテムがあれば、ずっとお尻を床につけているという状態がこどもにも分かりやすく、マンションなどでも下の階の方へのご迷惑を小さくすることができます。
小さくて、まだタッチしてオニが変わることが分からない場合は、あくまで、親が子を追いかける「追いかけっこ」として遊んでもいいですね。その時には、座布団をボートに見立て、海の上で船に乗って追いかけてくるという設定にしても良いでしょう。
親子で遊べるオニごっこ(家の中編)②めかくしオニ
「オニさんこちら 手のなる方へ」という囃し言葉は、もともとこのめかくしオニから来たと言われています。これをアレンジ。
お家の中では、椅子やおもちゃ箱などで狭く囲んだエリアを作ります。全員がその狭く囲んだ中に入り、座ります。オニは目隠し。せっかくなので、煎り大豆のおまけのお面をつけるとちょうどいいかもしれません。よーいドンで、オニは目隠ししたまま手探りで相手を探し、タッチします。
親子で遊べるオニごっこ(お外編)③クイズオニ
2つ、お家で遊べるオニごっこを紹介しましたが、やっぱり目一杯身体を動かしたいと思うのならば、頑張って公園へ。とはいえ、この寒い季節、公園に親子で遊びに行っても、一緒にオニごっこができる相手を探すのは、なかなか難しいかもしれません。そこで、親子2人でも盛り上がるオニごっこ「クイズオニ」。
色オニで遊んだことはありますか?オニが言った色を触っていたら、オニにはつかまらない、という色オニ。その触るものを「クイズ」にします。
「椅子に座ってゆらゆらするもの」「暗くなると光るもの」「時間を知らせてくれるもの」など
お子さんの解ける程度の難易度でクイズを出し、お子さんはオニにタッチされる前に、クイズの答えのモノを触ります。何度かやると、お子さんもクイズを出したくなるかもしれません。1問ずつ区切りがある分、ずっと走りっぱなしという状況にもならなさそうです。
いかがでしたか?
まだまだ寒い日が続くとはいえ、節分の日は昔の暦では春の始まり。
親子で体を動かして遊び、春の訪れを楽しみに待ってみてはいかがでしょう?
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しみずみえ

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