外の空気が心地よい季節になりました。
こんな時期は外に出て、風やおひさまを一杯に感じたくなりますね。
お子さんと一緒に、近所の児童公園だけではなく、ちょっと足を伸ばして、大人もくつろげるような広い公園や、キャンプなど自然の中に出かけるのも、この季節だからこその楽しみですね。
まさに、お出かけシーズン到来!今回は、子どもが外で思いっきり遊べるように、準備や遊び方を一緒に考えていきましょう。
外遊びの準備
日帰りで過ごすことを楽しむなら、あまり大がかりな準備は不要です。
いつものお出かけグッズ(オムツ・ウェットティッシュ・タオル・ゴミ袋など)に加えて、下記のようなものを持参すると安心ですね。
- 着替え(汚れても良いもの。全身分1セット。靴下を忘れがちですが、靴下まで必須です。噴水など水遊びできる場所がある場合は2セットあった方がいいです。その場合はサンダルも1足あれば心置きなく遊べます。)
- 飲み物(いつもよりも多めに。ただ荷物が重くなりすぎないように。)
- おやつ
- レジャーシート(ビニール製がいいです。服が汚れて着替える/オムツを替えるなんて時にもあると便利。)
- 帽子(日よけにも。頭を守るためにも。)
- 虫除け・日焼け止め
- バンドエイド
遊び道具は、その日の目的によって決めてくださいね。広い芝生の公園で、ボールやなわとびで遊びたい、と思う場合はもちろん持参。逆に、雑木林を残しているような公園で、自然の素材で遊んでみようと思うならば、あえていつもの遊び道具を持っていかないのも、いいかもしれません。
また、普段は準備しない特別アイテムがあれば、いつもと違う特別な遊び方へのきっかけになるかもしれません。自然観察ができる「虫めがね」、自分たちで作った紙飛行機やパラシュートなどの「飛ばせるおもちゃ」、斜面を滑り降りて遊べる「畳んだ段ボール」などは遊びが広がりやすいですよ。
子どもにとっては、全てが遊び
遊びは公園に着いてから、と思っていませんか?
子どもにとっては、目的地に着くまでも楽しみの1つ。道端の一段高いところを歩いたり、電車が通るのを何台も何台も眺めていたりなど、家を出た瞬間から、もう遊びは始まっているんです。「早く行こうよー」って言いたい気持ちはヤマヤマだけれど、子どもにとっては全てが遊びなんだって、理解してあげてくださいね。
公園までの冒険を楽しんだ後は公園での外遊びスタート!大人が意識したいことは2つです。
走ってOK!
広いところが大好きなお子さんは、一気に走り出すかもしれません。
そんな時は、範囲を決めましょう。「今から一杯走っていいところに行くから、そこまではパパと手をつなごう」と話して、広場になっているところまで移動しましょう。そして走っていい範囲を分かりやすく決めてください。○○の遊具よりも向こうには行かない、道は渡らない、木の生えている方には行かないなど。
もしかしたら、転ぶかもしれませんが、外遊びってそんなものです。コンクリートではなく、芝生や土などの、転んでも大怪我になりにくい場所を「走っていい場所」に決めましょう。自分がどれくらい早いスピードが出せるのか、曲がるときはどうするのか、止まれるのか・・・大人にとっては当たり前に思える1つ1つを、子どもは自分の身体で経験しているんです。
汚れてOK!
公園では、パンツまで泥んこになってしまうことだってあります。特別な外遊びの時には、汚れることは目をつぶり、汚れても気にしない服を選びましょう。
汚さないように、と遊びが小さくなるよりも、思う存分遊びに没頭できる方がステキです。
襟ぐりがのびたり、食べしみがついたりしたTシャツを、捨てずにおいて、「思う存分汚していいシャツ」として、この日に着るのも良いかもしれません。
なかなか遊ぼうとしない場合は?
今は気が進まなくても、ずっと後になって楽しさに気づいたり好きになったりする場合もあります。だから、「うちの子は外遊びが嫌い」と思い込まずに、今は気が進まないんだね、という現状だけを受け止めてあげてください。初めての場所などで、なかなか遊びを始められない場合もあるかと思います。その場合は、無理に遊ばせようとするよりも、まずお父さんお母さん自身が周りに興味を持ってみてください。
「あの遊具初めて見る形だけど、どうやって遊ぶのかな」「面白い形の木の実が落ちてるな」「大きな葉っぱだなぁ」などなど。子どものことは気にせず、お父さんお母さんが遊び始めてもいいかもしれません。
遊びに正解はありません
何が好きか、何が楽しいか、どんなことをしてみたいか、なんて、1人1人違います。ただ、お父さんやお母さんが、目の前にある色んなことから、ほんのちょっとした変わったことを見つけ出し、それを楽しそうに試してみる姿を見せることができたら、「遊びってこんな風にやってみていいんだ」ってことを伝えるヒントになります。
これは5歳の女の子が作ったお蕎麦(そば)。ざるを見て、そばをイメージしたのは、数日前に本当におそばを作るのを手伝ったからでした。
生活の場で見たり経験したりしたことを、子どもたちは「遊び」で繰り返しながら、理解したり実感したりしています。
少しのヒントが、遊びと学びを深めますね。
いかがでしたか?
特別に身構えなくても、子どもにとっては充分に楽しいことが沢山あります。子どもと一緒に、気軽に外遊びを楽しんでみてくださいね。
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しみずみえ

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