婚活サポートコンソーシアムが未婚の男女1,012名を対象に「結婚後の女性の働き方」に関する調査を行いました。
その調査では、妻の理想の働きかたを「結婚後~妊娠まで」、「妊娠・出産後」、「子供が育ってから」という3つのフェイズに分けて質問しており、「妊娠・出産後」で「専業主婦」との回答が男性で15%、女性で14%だったそうです。
結婚後に働くことを支持する男性が多いようですが、子育てのことをどこまで考えているのでしょうか?
男女ともに高まるダブルインカム志向
出典:(婚活サポートコンソーシアム「~結婚後の女性の働き方に関する共同意識調査~」
将来のことを考えて、妊娠するまでは正規雇用で働き貯蓄をしていきたいというのは非常によくわかります。また、産後でも、「専業主婦」なるのではなく何らかの形で仕事をしていきたいという回答が非常に多いようですね。
同じ調査の中に、女性は「育児・家事に集中するため」、正規雇用からパート・アルバイトにシフトする割合が増えてくるというデータも含まれていました。
今後のことも考え、夫婦で共にお金を稼ぎ、産後は女性が働き方を変えてゆくという極めてわかりやすい調査結果なのですが、女性は「育児」のために大きく働き方を変える考えを持っている人もいるのに対して、男性は「子育て」は女性が担っていくのが当然で、自分の仕事のスタイルに変わりはないと考えてますよね、きっと。
家事・育児をしないオトコたち
出典:平成25年版少子化社会対策白書より
これは、日本の男女の家事・育児の1日当たりの時間です。産後、女性は「家事・育児に集中」するために働き方を変える人が多いようなので、このような差が出てくるのは当たり前のように感じるかもしれません。ただ、女性も働かないわけではないですよね。
みなさんは、この男女の家事・育児の時間の差が5倍以上もあるという事実をどのように感じますか?
産後のママには肉体的にも精神的にも負担をかけています。それなのに、ちょっとパパは甘えすぎているのかも。そして、ママも「そういうもんだ」と思わず、一人で抱え込まないようにしないといけませんね。
イクメンの次にくるのは
「イクメン」という言葉は、2010年、長妻昭労働大臣が少子化対策の一環として「イクメンという言葉をはやらせたい」と国会で発言したことがきっかけで広まったと言われています。
しかし、そのトレンドにのった「イクメン」という言葉に違和感を感じながらも、普通に家事・育児をこなすパパも多いように思います。そんな中、先日、育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏のブログで「イクメン」の次にくる言葉として選んだのが「父親」という言葉でした。
この話をすると「えっ!?」という反応をする人が多いんだけど、個人的には非常にしっくりときたんです。だって、父親だから育児をするのは当たり前、ママも子どもも一緒に守ってあげるのも当たり前。ただ、お金を稼げばいいってもんじゃないでしょ。
あなたは、どんな父親になっていますか?
これから、結婚をして子育てをしていこうという未婚の男性には、理想とする「父親像」というものを考え、女性と話してみるのもいいのではないでしょうか?
合わせて読んで欲しい記事
子育てを頑張りたいすべての父親に読んでもらいたい本を紹介します
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斎藤 哲

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