5分も一緒にいれば親友が出来ちゃうコミュニケーション上手なママたちと違ってなかなか子育て友達ができないと言われるパパたち。しかし!そんなパパたちの中でもコミュニティを作って、互いに楽しみながら育児をしている人たちもいます。
「パパコミュニティ紹介」では、全国にある様々なパパコミュニティの情報、さらには、そんなコミュニティを支えている様々な先輩パパたちの声を届けていきます。
今回は「めぐろパパネットワーク」通称「めぐパパ」で代表を務める酒井勇樹さんにお話を聞きました!
<めぐパパ 基本情報>
■設立年月 2014年5月
■現在のメンバー数 13人(うちコアメンバーは約半分)
■参加入会資格 特になし(活動の趣旨に賛同してくれる方ならどなたでも)
■主な活動内容 パパ子料理教室、折り紙ヒコーキ教室、パパと子の里山農業体験、児童館・乳幼児ひろば・地域行事でのバルーンアート遊び等、子育てパパトーク、めぐろパパスクール。
パパ会は地域とパパをつなぐクッション
2013年に、区民が企画・準備をする社会教育講座にスタッフとして自ら応募し、講座を企画したことに始まり、翌年には社会教育講座に参加して、酒井さん自身ができそうな活動としてパパ子料理教室を提案したところ、後日参加者から、実際にやらないか?と声をかけられたという酒井さん。そこで知り合った方や地域のパパ友とまずはパパ子料理教室を実現するためにめぐろパパネットワーク(通称めぐパパ)を立ち上げたそうです。
積極的に一歩を踏み出すことで酒井さん自身が変わったことはどんなことなんでしょうか?
「変わったこと?なんだろう? 一番は自分の住む地域に関心を持つようになったということですかね。地域の人達、子ども達、保育園・幼稚園・学校について、地域の行事、活動している団体、区の子育て支援策、などなど。自分の住む地域、自分の家族が住む地域を、良い地域にしていきたいという思いが強くなりました。
都市部で働くパパって、地域の方と接する機会が本当に少ないですよね。働いているママもそうかもしれません。若いパパママ世代は賃貸で転居をする方も多いし、町会や自治会に参加していない方も多いと思います。
さらにパパは、新しい関係を作ったり、友人を作るのが苦手ですよね。そういったパパには、めぐパパのイベントや活動をクッションにして、地域で知り合いを作ったり、地域に関心を持つきっかけを作って欲しいと思います。」
悩みが飛び交う!?パパトークの楽しみ
めぐパパの様々な活動の一つに今年度からスタートした新しい取り組みがあります。それが「子育てパパトーク」ただ子育て中のパパが集まって話をするというだけのイベントだそうですが、そこではいろいろな悩みが飛び交うと言います。
「子どもの寝かしつけをどうしていますか?趣味の時間はどう確保していますか?など、こういう時どうしていますか?というアドバイスを求めたり、シンプルに子連れで入りやすい店は?おすすめの遊びスポットは?といった情報交換もしています。今のパパは育児・家事に積極的に関わるようになってきているので、結構みなさん悩みを抱えているんですよね。会社でも話せない、ママには相談できない悩みであったり、子どもとの接し方であったり。
例えば仕事と家庭の両立について、仕事をする上で家庭や育児が優先できているのはよいが、会社での評価に影響するのが心配だとか、家庭での悩みとしては、ママの家事育児チェックが厳しいとか、子育てについての意見の食い違いなども、ママには話せない悩みとして話してくれるパパもいます。
地域の特徴として、夫婦共働きの場合は、比較的社会経験をつんでいる年齢になってお子さんが生まれるというケースも多いです。そのため、お互いのルーチンが確立しているところに、育児という共通認識が必要な要素が入ってくると、意見の対立が生じやすいんでしょうね。そうした悩みがパパトークで全て解決できるわけではありませんが、そうした悩みや思いを共有できる仲間がいるというのは、パパコミュニティの良い点だと思います。」
あいさつだけで終わらせないことが次につながる
地域への一歩を踏み出したことで、今では多くのパパ友たちと数々のイベントを作り上げている酒井さん。これからパパ友を作ったり、パパコミュニティに参加したいと思っているパパにアドバイスを聞きました。
「パパ友を作るのって、別にめぐパパみたいな団体に入らなくてもいいんですよね。例えばお子さんの通う保育園、幼稚園の送り迎えで会うパパ、父母会のパパ、同じマンション等に住むパパ、小学校のPTAで会うパパなどなど。まずは1人知り合いを作るだけでも良いと思います。会った時に挨拶をして、さらに1つ会話をしてみる、そんなところからのスタートで良いと思います。
あいさつは出来るんだけど、その先に行くのが難しいところだと思いますがやっぱり、そこで一つだけでも会話をすることから始まると思うんです。本当に何気ない会話でいいんです。そういう会話は、ママは得意ですよね。1人知り合いが増えれば、地域で子どもの成長を見守る仲間が1人増えたわけで、お相手の子どもも、自分の子どもにも、そうした大人が増えるのはプラスですよね。気が向いたときで良いので、まずは挨拶プラス何気ない会話からスタートしてみてください!」
誰でも一歩を踏み出すのは勇気がいるものですよね。特に、パパ友作りが苦手なパパたちにとってはじめの一歩は想像以上のものかもしれませんが、そこから世界が変わるかもしれません。酒井さんの具体的なアドバイスをぜひ試してみてください!
めぐパパFacebook https://www.facebook.com/meguropapanetwork
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杉山ジョージ

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