ママが復職したことで、ママも子供もこれまでとまったく違う新生活が始まったという家庭も多いと思います。そんな家族を支えようと家事・育児に積極的になったというパパもいるかもしれませんね。
家事・育児の分担はそれぞれの家庭で決めることではありますが、ここでは私が思う「パパにやってもらえると嬉しい3つの家事・育児」についてお話させてください。
点ではなく線でお願いしたい!「朝のゴミ出し」
右手に突然走り出す(もしくは寝転がり出す)子、左手に自分のバッグと通園バッグを抱えた状態で持つゴミ袋の邪魔さといったら…。身軽なパパに朝のゴミ出しをしてもらえると、朝のストレスがぐっと減ります。
さて、「既にゴミ出しはしているよ」と思ったパパ、「ゴミ出し」とはなんでしょうか。もし玄関に置いてあるゴミをゴミ捨て場に持っていくことだとしたら、それは「ゴミ運び」です。
「ゴミ出し」とは、「各部屋のゴミをまとめる」「ゴミ箱に新しいゴミ袋を入れる」「ゴミ捨て場に持っていく」の一連の作業を示します。大人がスムーズにやれば1分もかからないこの小さな前工程が、手のかかる乳幼児の朝の身支度の隙間時間には、立派な負荷となってしまいます。だからこそ、「ゴミ運び」の前工程から、一連の作業すべてをパパにお願いできると本当に助かります。
ちなみに、「家事も育児もやっているのに、『やってない』と何故か怒られる」とやるせない想いを感じているパパの多くは、家事・育児を点で捉えていることが原因ではないかと思います。ひとつひとつの家事を「点」ではなく「線」で見直し、「実はやっていなかったこと」に気が付いて行動に移せるようになると、あなたはかなりのデキパパです!
家事も時間外労働はつらいんです!イレギュラーな「パパのための家事」
残業で帰りが遅くなって夕飯の時間も遅くなった、遅い時間に自分だけ晩酌したい、そんな理由で残ってしまうひとり分だけの洗い物。このような「パパだけのためのちょっとした家事」は、実は最もパパ自身でやってもらえると助かることのひとつ。
なぜなら、時計とにらめっこしながら家のことをこなすママにとって「スケジュール外のタスク」を負うことになるからです。ルーティンとして食器を洗う時間を確保しているのに、別の時間に同じような家事が発生するのは効率が悪く、その後の予定や睡眠時間に影響します。
最初は時間もかかり煩わしいかもしれませんが、自分でやるようになったパパ達によると、そのために何かを我慢したりママの機嫌が悪くなるより、自分でやったほうが案外楽だったりするそうです。
また、「こうすれば負担が減る」というような、家事に不慣れなパパ目線ならではの新発見もあるかもしれません。
ママのいつもの家事・育児のスケジュールと、スケジュール外になってしまう「自分(パパ)のこと」を分けて考えることができたら、立派な大人の男、そう、デキパパです。
男性の得意領域、力仕事!「子供の抱っこ」
「重いものは男性が持つ」という意識が一般的にある中、なぜか子供となると急に母親の抱っこが当たり前になりがちです。しかし、多くの場合はパパとママには体格差があるので、同じ「10分の抱っこ」で消耗する体力はかなり変わってきます。
育児・家事を協力して行う共働き夫婦に特に大切な視点が、「エネルギー効率」だと私は思っています。同じことをするのであれば、効率の良い方が行ったほうが、もうひとりが他のことにエネルギーを注げるため、結果的に家族みんなにとって良い状態になります。外で長時間抱っこしなければならない時、ぐずっていて暴れている時にはパパに抱っこしてもらえると、その分ママは別のことをやり遂げる余力を残すことができます。
親子の触れ合いという意味でも、パパ抱っこにはメリットがあります。「抱っこ」は身体的にも精神的にも、最大級の触れ合いです。どうしても触れ合う時間が少なくなりがちなパパと子供が「一緒」を感じる、濃い時間を作り出すことができるのです。
ちなみに私の息子(2歳)は、乳児期こそ「ママがいい!」と訴えて手を伸ばしてくれましたが、今では「だんだんずり落ちてくるママ抱っこより、安定感があるパパ抱っこがいい」とでも言わんばかりに、外ではパパに抱っこ要求をすることの方が多くなっています。ひょいっと抱き上げるパパの姿は頼もしく、思わず「デキパパ!」と拍手したくなります。
ただ負担を分け合うのではなく、お互いの状況や得意不得意を見ながら、「わが家ならではの役割分担とバランス」を見つけていけたら素敵ですね。
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白鳥 舞

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