ビジネスの現場では、挨拶に欠かすことが出来ない名刺。それはパパ友を作る時にも非常に有効なアイテムなのです!しかもそれが、ビジネスのことではなくパパとしてのプロフィールがまとまっているものであれば、より素晴らしいコミュニケーションアイテムになります。
「はじめまして、私こういうパパでございます。」では、パパ友が欲しい!という皆さんがどんな名刺を作ったらよいか?そのヒントにしていただきたい“パパ名刺作り”のプロセスをお伝えしていきます。
今回は、都内で人事系のお仕事をされている長谷川貴久さんのパパ名刺作りをレポートします!
ただいま絶賛単身赴任中!
―「よろしくお願いします!」
長谷川(以下、長)「よろしくお願いします!」
―「出身は東京ですか?」
長「いや、出身は大阪です。大学までを過ごして今は静岡県に住んでいて、実は、東京に単身赴任中なんです」
―「あ、そうだったんですか!単身赴任っていかがですか?」
長「家族でいたときに比べると自分の時間はあるので、勉強をするとか、今のうちに人脈を広げようと思っているので、なるべく人に会っていますね。
これはこれで楽しいですけど、かれこれ1年以上こういう生活をしているので、もうそろそろいいかな(笑)って感じです」
―「じゃあ、あまり子どもと触れ合う時間はないですか?」
長「週末ごとに帰ってはいるので、時間はとっています。単身赴任中ではありますが、娘の保育園では保護者会の副会長もしています」
―「それはすごい!じゃあパパ友もたくさんいるんですね?」
長「そうですね。もともと送りをやっていたので顔見知りの人はいたんですが、ちょうど保育園が10周年を迎えるときに、イベントがあって、パパやママもだしものをやってほしいということになったんですね。その時にのってくれそうな人ということで声をかけていただいて、つながった感じです」
―「パパ友が増えると楽しいですよね」
長「自分たちが楽しいだけじゃなくて、ママや子どもたちにもいいと思います。だからこそ、子どもたちのためにも楽しいオヤジを増やしたいですね」
―「すごく共感します」
人事目線で見る男性の家事育児参画
―「昔から子どもは好きだったんですか?」
長「興味なかったですね(笑)スイッチがはいったのは本当に生まれてからですよ」
―「やってみてどうでしたか?」
長「楽しいです。仕事に対するモチベーションも上がりましたし、パフォーマンスも高くなったと思います。逆に何もやらないと家庭もうまく回らないので悪影響だと思うんです。ただ、やりたいと思っても一人でやっていくのはなかなか大変。なので、発信することの大事さを今は感じています。」
―「それは共感を得るということですか?」
長「実際、家事や育児をちょっとやってみたいと思っているパパって潜在的にはもっといるんじゃないか?と思うんです。でも、様々な物理的・心理的な抵抗もあって、なかな踏み出せないというか。そういう人たちが頑張ってもいいんだと思える空気を作るには発信が必要。今までやってみないとわからなかったことは、やってみる人がいなかっただけというか。やっぱり自分がやっていることを一人でも共感してもらえたら、それで救われるというか。人事という仕事は、その人の生き方を客観的にサポートして、持っているものが発揮できる環境を作る部分があると思うんですけど、やってみたいという気持ちをちゃんと発揮できるようにしたいですよね」
―「でも、会社から見ると育休で仕事から離れてしまったり、子どもの事で休むということは、会社の立場としてはあまりありがたくないんじゃないですか?」
長「ありがたくない、ということではありませんが、やはり現場の負担はあるでしょうね。
でも、子育てと仕事を両立しようとすると、時間のやりくりを真剣に考えますし、限られた時間の中での集中力も上がる。結果的に生産性は高まりますから、会社にとってのメリットも大きいと思ってます。
子育て社員と会社はWin-Winの関係なんです。ただ、どうしても、会社は様々なステークホルダーとの関係があったり、社内の管理的なことを考えると、従業員1人1人の人生に100%コミットした働き方を用意することは難しいと思うのですよ。また、経営的に厳しくなったらリストラされるといった、個人の意思ではどうにもならないキャリアイベントも発生する可能性もあるわけで。その点では、会社との関係はフェアじゃないところがある。
だから、いち個人のキャリアを考えると、寄りかかりすぎてはいけないところもあると思っています。そういう点からも、自分がどう働きたいか、どう生きていきたいかをしっかりと考えなきゃいけないですし、その際の軸になるのはやはり“家族を中心に考える”ことかなと思ってます」
できる!
―「子育てで気を付けていること、こういう人になってほしいというのはありますか?」
長「まず、自分で考えて自分で歩ける人にはなってほしいと思います。好奇心を大事にしていろいろなものに取り組んで、その中で進む道を見つけてほしい。そのためには親として方向はせばめたくないですね。さすがに6か月の長男は難しいですけど、5歳の長女には、今日何する?と尋ねることからはじめて、会話で気持ちを引き出しながら、自分でやりたいことを計画させるようにしています。
“やらせる”のではなくて“やりたい”を引き出す。“must”ではなく“want”ですね」
―「そういう考えに至ったのは何かきっかけがあったんですか?」
長「自分の親ですね。やりたいことをやらせてくれた、特に自分で考えたものは許容してくれたと感じています。実は、社会人になってから大学院に行ったんですがそのときも、やってこいと背中を押してくれた。本当に感謝しています。基本的に、いつも“できる”と母親に言われて育ったので“なんとかなる”“やってみよう”
というスタンスで来られたと思います」
―「じゃあ、その“できる”っていう言葉は名刺に入れましょう!」
長「面白いですね!」
料理で1日3回幸せになれる
―「他に名刺に入れたいことはありますか?」
長「料理ですかね…」
―「好きなんですか?」
長「基本的に、食べたり飲んだりは好きです。もちろんお酒も。
食べる幸せっていいですよね。それだけで1日3回も幸せになれるって素敵じゃないですか。作るのも好きですね。ダシにはこだわって毎回自分でとりますし、大阪人ですから、たこ焼きやお好み焼きは得意。聞かれたら作り方は教えますよ。」
―「あー!名刺に“おいしいたこ焼きとお好み焼きの作り方教えます”って書いてあったら絶対に聞きたくなりますね!それ入れましょう!あとひとつ提案ですが、今は東京にいて、単身赴任中じゃないですか、だったら、名刺に“おいしいお店を教えてください”って書いたらそれも会話が弾みそうですよね?」
長「知りたいですね~。いつまでかわからないけど、東京にいるうちにできるだけたくさん知りたいです!」
―「わかりました!じゃあそういう感じで作りましょう!」
長「よろしくおねがいします!」
寂しいはずの単身赴任生活も前向きにとらえて進むどこまでもポジティブな思考の持ち主。話しているとなんだかこっちも“できる!”という感じてきました(笑)さあ、そんな長谷川さんの名刺のデザインがこちらです!
いかがですか?
あなたもこんな素敵なパパ名刺を作ってパパ友を増やしてください!
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杉山ジョージ

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