先日、株式会社ドゥハウスで実施された男性の「家事・育児アンケート」で、男性の家事育児の関わりについて発表されました。
すいっちでも、「パパのお悩み相談『家事育児ってどれだけやればいいの?』」の中で、このアンケート結果をもとに、家事育児の関わりについて書きました
今回は、このアンケートで「ご自身が家事・育児に関わっていく上で、困っていること、悩んでいることを教えてください。」という質問の中であがってきた上位5つのお悩みを紹介します(今回の記事は、未就学児を持つパパに限定しております)。
多くのパパが、どんなことで悩んでいるのかを見ていきましょう。
目次
第5位 家事の仕方・内容について配偶者とズレがある、意見が合わない
これは、パパが家事に関わる時間が増えてきていることによる悩みですね。
「男性は仕事、女性は家庭」という考え方を持っている家庭が少なくなってきているといえるのかもしれませんが、とはいえ、家事は女性がイニシアティブを持っているケースがほとんど。家事はママ中心に回っていて、パパは、そのサポートをするというケースが多いでしょう。
そして、多くのママは、独自の家事ルールを持っています。自分なりの心地よい状態というのがあるんでしょうね。
だから、「お皿を洗って」とママに言われたパパは自分なりのやり方でやったのに、ママに不満顔をされちゃう。
ママは、「もうちょっと、こうやって欲しかった」と思えば、パパは、「せっかくやったのに。。。」という意識になってしまいます。
あるある、ですよね。
ママ:家事ルールを守ってもらいたいなら、ひとつずつ家事ルールを教えていきましょう。「皿洗い」なら「皿洗い」だけと徹底して続けてもらって、ルールが身に付いたら、次の家事をお願いしていきましょう。それができなければ、パパのやり方には、あまり注文をつけないであげてくださいね。
パパ:ひとつひとつの家事を単体で見るのではなく、家事全体の流れをイメージしましょう。「洗濯ものたたみ」であれば、キレイにたたんだ衣類が整理されて収納されることで、子供が探しやすくなる。そこまでをイメージして、「洗濯ものたたみ」が持つ効果を考えてみましょうね。
第4位 家事・育児で自分の時間がもてないこと
これは、なかなか難しい問題ですね。わたくしの周りには、同じような悩みを持っていて会社を辞めたことで時間をコントロールできるようになった強者もいますが、それは全ての方におススメできるようなことではありません。
ただ、家事や育児に費やす時間というのは、貴重な時間だと思います。これは、家族のために使っている時間。そこに費やした時間の見返りは、単に家がきれいになったとか、お腹がいっぱいになったということだけではないと思います。
家族の笑顔に触れ合う時間が増え、それは家族のココロの中に、愛情の貯金として貯まっていくことでしょう。その見返りは、将来、忘れた頃にきっと返ってきます。家族のために使う時間の尊さをいま一度考えながら、家事育児に励んでみてください。
第3位 子どものパパ同士で何を話していいかわからない
これも あるある ですねー。
ママ同士は、すぐに仲良くなるのに、パパは初対面のパパ同士でのコミュニケーションが苦手な方が多いようです。そこで、私が初対面のパパさんと話をして盛り上がりやすいネタを5つあげておきますので参考にしてください。
- 仕事の内容を聞く―――やっぱり、男性の場合は仕事の話から入るといいでしょう。そして、終業時間から、子供と遊ぶ時間ってありますかね?みたいに、子供の話に少しずつ移行していくといいかもしれません。
- お子さんの年齢を聞く―――もし、自分の子供の年齢が上の時は、○歳の時はこんなことがあったなぁなどと相手の子供の年齢の時の思い出話ができるといいですね。逆に、自分の子供の年齢が下の時は、○歳の時、どんなことがありましたか?どんな場所で遊んでましたか?などと聞いてみるといいでしょう
- 遊びスポットを聞く―――自宅が近い方には、ご近所の遊び場やランチスポットなどを聞くといいでしょう。自宅が遠い場合は、おススメの旅行先などを聞いてみるといいかもしれません。
- 子供がはまっていることを聞く―――子供がどんなことにはまって遊んでいるのかを聞いてみるのも面白いです。子供って本当に色んな感性をもっています。はまっている事を聞くと、家でもやってみようかなぁというヒントが得られ、それにパパがどのように絡んでいるかも聞いてみると楽しいですよ。
- キャンプに興味があるかどうか聞く―――パパになると俄然興味を持つ人が増えるのがキャンプ。もし、少しでもキャンプに興味を持っているのであれば聞いてみましょう。初心者の方で、一緒に行く仲間を探している人も多いようです。そこから、一緒にキャンプに行くようになったら一生の友達になるかもしれません。
いかがですか?話しやすいテーマを選んでみて自分から話しかけてみてください。
第2位 子どもが「ママのほうがいい」ということ
これもしょうがない(笑
だって、ママの方が子供と接している時間が長いんでしょ。それだと、しょうがないよね、ホントに。
ちなみに、わが家は、「パパがいい」率の方が高いです。わたくしの方が子供と過ごす時間、遊ぶ時間が長いから。あと、本気で一緒に遊ぶからかも。
パパさんにできることは、短い時間でも本気で一緒に子供と遊ぶことしかないのではないでしょうか?
そして、時間が経てば、子供と一緒にいる累積時間も長くなってくるので、少しは変化してきますよ。
やはり、愛情の貯金を少しでも多く貯めていくことが大事なんですよね。
第1位 子どもとの時間がもてないこと
これも4位の「家事・育児で自分の時間がもてない」にもつながるんだけど、1日は24時間しかありません。
その中で、仕事に家事に、自分の時間に、子供との遊ぶ時間なんて言ってたら全然足りませんよね。
逆に、子供ができてから何か手放したことってありませんか?子供が産まれたら優先順位をつけていって、何かを手放さないと時間もないし、イライラも溜まっていってしまいます。モノ、時間、心、全て有限ですから。大切なこと、追求したいことを決めて、それ以外のことは手放してみませんか。それでなければ、なかなか、「子供との時間」を作ることってできないですよ。
子育てをすること。
きっと、手放した以上に大切なものが手に入ると思います。
悩みがあってもなくてもパパ同士で語ってみよう
色んな悩みを持っているパパって多いと思います。でも、その悩みを共有できる場が少ないのも現実です。
3月15日(木)に秋葉原で、子育てまっただ中のパパ達が集まって、少しお酒を入れながら対話をして、パパ友ができちゃうようなイベントがあります。
「パパノセナカin秋葉原」
他のパパは、どんな子育てをしているんだろうかと気になる方は、チェックしてみてね。
https://peatix.com/event/348634/view
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斎藤 哲

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