我が家は4歳の息子に1歳の娘、そして夫と私の4人家族。私は家で仕事をしながら、日々家事と育児をしています。家の中で仕事をしているため、時間的余裕は外で働くよりはあるし、子どもとの時間も持てています。「働きつつも子どもとの時間を大切にしたい」と、この働き方を選択したのですが、そんな毎日が苦しく感じることも・・
夫は、平日は忙しく、子どもが起きている時間に帰れないことも多々あります。どちらかというと、家事にも育児にも協力的な夫ですが、私自身、どこか心に余裕がなくなったり、ふと外で働く夫がうらやましくなることもあります。仕事が終わった夫から「今から帰る」と連絡があると、あともう少し頑張ろう!と心が軽くなれる毎日です。
そんな生活の中で、夫がポツリと言いました。
「もっと子どもと一緒にいられたらな・・」
子煩悩な夫は、子どもと過ごせる時間がもっと欲しいと感じているそう。でも、仕事もあるし仕事上のお付き合いもある・・。
平日、夫の「帰るコール」を心待ちにしている私にとっても、パパの育児時間が増えることは嬉しいことだけど、そもそも我が家のパパの育児時間って一般的には長いのかな?他のおうちはどのぐらいパパが子どもと関わっているんだろう?
ふとそんな疑問を持ちました。そして、ある時、私の疑問にぴったりの調査結果を見つけたのです。
パパだってもっと子どもと一緒にいたい!
クラシエフーズがおこなった、「パパと子どものコミュニケーションに関する意識調査」では、まず、共働きの父親、母親それぞれに、普段の生活(家事、育児、買い物、仕事、自由な時間)について、平日1日のうちでどの程度時間を費やしているかを尋ねました。その結果、「家事」については、父親が平均46分、母親が平均131分、「育児」は、父親は平均57分、母親は平均167分。育児に関しては、母親は父親の2.9倍の時間を費やしていることがわかりました。
そして、この調査では、次に、父親と母親それぞれに、1日のうちどれくらい子どもとコミュニケーションを持つ時間を取っているかを尋ねました。その結果父親は平均66分に対して、母親は平均112分という結果が得られました。
さらに、理想の時間を尋ねたところ、父親は平均114分、母親は平均168分と、父親は約1.7倍、母親は役1.5倍の時間を持ちたいと考えていることが明らかとなりました。
この結果からすると、我が家の夫が子どもとコミュニケーションを取れてい時間は、平均並み、もしくは少し多めでした。そして、世のパパ達も我が家の夫同様、「もっと子どもと一緒にいたい」と思っているんですね。この調査結果を見て、パパ達も育児に積極的に関わろうと頑張っているんだなと感じたのですが、そんなパパ達に突きつけられる無情な調査結果も見つけました。
ママがパパに求める「育児」って?
これらは、父親に対して、「育児に積極的に関われているか」を、母親に対して、「父親の育児への関わり方に満足しているか」を尋ねた調査結果です。その結果、父親の79.5%が「積極的に関わっている」(「積極的」29.0%、「どちらかといえば積極的」50.5%の合計)と回答した一方、父親の育児への関わり方について満足していると答えたのは、母親全体の56.5%(「満足」20.0%、「まあ満足」36.5%の合計)という数字が。
つまり、 父親の約8割が「育児に積極的に関わっている」と思っているのに対し、母親は約5.6割しか「夫の育児に満足」していないという状況が明らかになりました。
この結果、パパ達にとっては心外かもしれません。でも、残念ながらパパとママの満足度にはギャップがあります。実は我が家だって(笑)
そもそも、パパとママでは「育児」の捉え方が違う気がします。ママにとっては子どもとの関わり全てが「育児」。一緒に遊ぶのもご飯を食べさせるのもお風呂に入るのも、そして叱るのも。それに対し、「一緒に遊んでいるから育児している」と感じているパパ、いませんか?四六時中、子どもと付き合っているママからすると「少しだけ子どもと遊んだからって育児してるよって顔しないで!」という叫びたくなる時があるんです。
かくいう私もその一人。
一緒にいる時間が長いからこそ、子どもを叱る場面もママの方が多く、嫌われ者になりがちなママ。一方、子どもにとってはただ遊んでくれるパパはガミガミうるさくないし人気者。日頃、子どものことを見ているのは私なのに「割に合わない」と感じることもあります。
でも、ある時ふと気付きました。実は夫が「子どもと遊ぶ」しかしていないのは、その他全てを私がやってしまっているのかもしれないということを。「パパに任せるより自分がやった方が早い!」とか「きっとできないだろうから・・」などと、どこかパパに任せきれていない自分がいたのです。
もしかしたら、思いきってパパに任せる部分を増やせばいいのかもしれません。そうしたら、ママにとって夢の「自由時間」を手に入れられるのですから。
「ママの自由時間」が家庭円満の秘訣!?
このクラシエの調査では父親と母親それぞれに「自由な時間」はどのぐらいあるのかも聞いていました。その結果、父親が平均91分、母親が平均73分と回答しており、父親のほうが約1.25倍長い時間を確保できているということでした。
この調査は共働きの夫婦を対象にしているため、もしかすると専業主婦や私のように家で仕事をしているママはもっと自由な時間が少ないのかもしれません。
「母親が自由な時間が欲しいなんて、ワガママだ」と言う人もいるかもしれません。でも、核家族が増えて、周りに頼る人もいなく、いわゆるワンオペと呼ばれる育児が増えている現代においては、パパとママが協力することでしか、お互いの心の健康は保てません。パパが子どもと過ごしている間にママが自由時間をもらう・・そもそも「もらう」って少ししゃくな気もするけど、そこは我慢(笑)。それによってママの気持ちに少しでも余裕が生まれれば、パパにとっても子どもにとっても嬉しいことではないでしょうか。
ましてや、今のパパは先述の調査結果の通り、「もっと子どもとの時間を過ごしたい」と思っているのですから。
完全母乳だった1歳の娘の授乳が先日、無事に終わった我が家もようやく夫に子どもを預けられるようになりました。これからは、夫と協力しながら、自分のための時間を少しは持てたらなと思っています。
さぁ、家庭円満のために、ママは自由時間を!そしてパパは子どもと一緒に過ごす時間を!
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宮林咲子

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