5分も一緒にいれば親友が出来ちゃうコミュニケーション上手なママたちと違ってなかなか子育て友達ができないと言われるパパたち。しかし!そんなパパたちの中でもコミュニティを作って、互いに楽しみながら育児をしている人たちもいます。
「パパコミュニティ紹介」では、全国にある様々なパパコミュニティの情報、さらには、そんなコミュニティを支えている様々な先輩パパたちの声を届けていきます。
今回は鹿児島県で活動するパパサークル「かごんまパパサークル」通称「かごんパ」の代表、岩崎洋平さんにお話を聞きました!
<かごんまパパサークル 基本情報>
■設立年月 2016年9月22日
■現在のメンバー数 36人
■参加入会資格 会の活動に賛同し、一緒に参加したい男性は誰でも入会可能
■主な活動内容 子育てイベントへの参加・出展、手作りチョコでバレンタイン大作戦 こいのぼりキャラ弁講座など
結成9か月!最新パパサークル
この連載でも紹介している通り、パパコミュニティの輪は全国に広がってきています。そんな流れの中で、昨年9月に誕生したのが、「かごんまパパサークル」通称「かごんパ」どのようなコミュニティなんでしょうか?
「昨年9月に鹿児島イクメンフェスタ2016という育児イベントが開催されたのですが、そこで結成されました。そこで決めた会則にもありますが、目的は、子育てをする、又はパートナーが出産を控えたパパ達が、楽しみながら積極的に育児に参加できるよう、会員がコミュニケーションをとりながら、育児への自信や地域の子育てに繋がるような活動を行うこととしています。
活動方針は、子どもと一緒に成長できるようパパの育児を応援するとともに“仕事と家庭の調和”を目指すために3つ掲げています。
“パパと子どもの笑顔の為に!を第一に活動します”
“パパと子どもの笑顔でママも笑顔になるように活動します”
“パパと子どもの笑顔が地域の笑顔にも繋がるように活動します”
やっぱりベースはパパと子どもが一緒に参加できるイベントを作ることですが、 “ママ”と“地域”も忘れないこともとても大事にしています。ここまでの活動は、まだ短いのですが、おおむね2か月に1回くらい活動できるように考えています。」
変わりゆく九州男児
“九州男児”と聞くと、亭主関白のイメージが強く、中でも鹿児島はその傾向が強いのではないかと思いますが、実際のところはどうなんでしょうか?
「もちろん、我々のほとんどは、バリバリの九州男児に育てられた世代です。でも、実際に今の“かごんパ”のメンバーを見ると、そういう雰囲気はないですね。
とはいえ、一方ではまだ九州男児的な考えを持っている人はいます。僕自身、知り合いにこういう活動をしていることを話したら“自分の首をしめてるんじゃないの?”と言われましたし、家事をやっていたら義理のお母さんに“ちょっと動きすぎじゃない”と苦言を言われたという話も聞きます。
県外のパパと会っても九州男児の話は必ず聞かれますよね。でも、前向きな人が多いので自分たちはそれほど気にしていなくて、そういう人もいるかなと思っているだけです。あとはお酒を飲むイメージが強いかもしれないですけど、パパだけの飲み会的なものは極力やらないようにしています。意外かもしれないですけど、そこは活動方針と合わない部分があると思うので」
子育てをやっていいんだ
意外、と言っては失礼かもしれないですが、お話を聞いていると九州男児のイメージとは少し違う印象の活動内容。そんな“かごんパ”の代表を買って出た岩崎さんはその活動の中でこんなことを感じたそうです。
「あ、自分も子育てをやっていいんだ、というのが強いですね。
自分は今、1歳7か月(2017年6月現在)の息子がいるんですけど、そもそもやっとできた子ども、という感覚だったので最初からやるぞ!という感じだったんです。ところが、なかなか同じような感覚の人が見つからない。会社の中でもあまり子育ての話をする機会も少なかったですし、何より同世代の人がいなかった。それをやっと見つけたことでホッとできる場所を見つけたような。
あとは、メンバーは3人とか4人5人と子どもが多い人がたくさんいて、話を聞いていると楽しそうだし、やる気が出ますよね。本当に素晴らしい仲間に出会えたと思っています。なので、まだ始まったばかりですけど、これからはこの活動の輪を大きくすることで、同じように楽しめる仲間を増やしたいし、頑張っているパパのモデルケースになったらいいなと思います。そういうムーブメントを九州男児と呼ばれた鹿児島のパパから広げたいです。」
“九州男児”という言葉の亭主関白なイメージが根強い中で、それに対抗するわけでもなく、マイペースに活動する芯の強さを感じる岩崎さん。その強さもまた “九州男児”らしさなのかもしれないですね。新世代が作る新しい鹿児島のイクメンムーブメント。これからの活動が楽しみです!
かごんまパパサークル
http://kagopapa.pref.kagoshima.jp/about/
本記事に掲載されている情報において、その正確性や有益性などを保証するものではありません。この記事の情報から行う全ての行動については、読者の責任によって行ってください。「すいっち」では、その責任を一切負うことはできません。また、記事に掲載される金額やサイトURLなどは時期によって異なる場合などがありますので、詳細な情報は必ずリンク先でご確認ください。
このライターの他の記事を読む

杉山ジョージ

最新記事 by 杉山ジョージ (全て見る)
- 保育士も保護者も絶賛!パパの思いから生まれた音楽が聞こえる仕上げ磨き用歯ブラシ「Possi(ポッシ)」<PR> - 2019年8月9日
- パパはやっぱり“うんちく”がお好き!?「パパ家事サイエンス講座」レポート - 2019年3月6日
- “ツナギ”で繋げ!家族の絆! ~パパ向け家事育児アイテム「パパのツナギ」ができるまで~⑩ - 2018年4月2日