5分も一緒にいれば親友が出来ちゃうコミュニケーション上手なママたちと違ってなかなか子育て友達ができないと言われるパパたち。しかし!そんなパパたちの中でもコミュニティを作って、互いに楽しみながら育児をしている人たちもいます。
「パパコミュニティ紹介」では、全国にある様々なパパコミュニティの情報、さらにはそんなコミュニティを支えている様々な先輩パパたちの声を届けていきます。
今回はつい先日2017年10月3日「父さんの日」にNPO法人となったばかりの「スーパーダディ協会(SDA)」の代表、高橋一晃さんにお話を聞きました!
<スーパーダディ協会 基本情報>
■設立年月 2017年10月3日
■現在のメンバー数 理事22人 公式Facebookいいね!1300
■参加入会資格 特になし 誰でもOK ※12月より募集する予定
■主な活動内容 お花塾、お弁当イベントなどパパ向けイベントから野人走り塾など親子向けイベントまで幅広く実施
真面目な雰囲気じゃない人が集まったら・・・
NPO法人となったばかりのスーパーダディ協会ですが、その活動は4年半くらい前からスタートしていたといいます。果たしてどんなきっかけだったのでしょうか?
「たまたま周りの男友達が意外と子育てをしているということを知ったんです。それがちょうど同じようなタイミングだったんですね。それで自分も含めて子育ての話をすると、これが盛り上がるんです。もともとそういうキャラではないメンバーだったんですけど、家に帰って妻に話したら『それ、面白いかもね』と言われて、なにか動いてみようかと思いました。
それまでパパの団体はありましたけど、あんまり真面目にしている雰囲気じゃない人が集まってみたら確かに面白いと感じました。今のような働き方改革やワークシェアという話題があがるちょっと前の事でしたね」
“全部やってみよう”から“ゆる家事”へ
高橋さん自身、一児のパパ。もともと子育てについてはどのように関わっていて、どのように変わっていったのでしょうか?
「子どもが生まれて、どうせ一度の人生なんだから、家事も育児も仕事も全部やってスーパーな男を目指そう!と思いました。でも、それはもちろん大変なことで、なかなかうまくいかないこともありますよね。
そういう時に、いろいろなパパたちと話すと、私立公立どっちに行かせるか?お風呂にはいつまで入るか?とか先輩パパたちもいるので情報交換をしたり、辛いことを共有できたりするんです。一方でいろいろ知ることで妻との衝突を回避することもできる。やっていくうちにこれは“意味がある”と感じるようになりました。また、育児の話をすると、なぜか信頼につながるんですよね。そのおかげでたまにパパ同士が仕事でつながることもありました。可能性は広がるばかりです」
“ゆる家事”という考え方
スーパーダディ協会が昨年行ったイベントが“ゆる家事フェス”高橋さんと話をしているとたびたび出てくるスーパーダディ協会のキーワードともいえる、この“ゆる家事”とはいったいどういうものなんでしょうか?
「文字通り“ゆるく家事をする”ということです(笑)音楽を聴きながらとか、ワインを飲みながらとか。実際に僕は今、わりとそうやって家事をすることが多いです。
スーパーダディのメンバーは基本的に仕事が中心であることがベース。そのうえでどうやって家事をするかを考える。もちろん得意な男性もいますけど、育児につながる掃除や洗濯や料理といった家事が苦手な男性が多いと感じます。だから、キメキメじゃないでいいと思う。ゆるくでいいから家事をしようということです。
することでいろいろ変わります。妻の事を考えることもできて、妻の自由時間ができることにもつながる。ゆるく楽しくやっているだけで家の空気感も変わります。あとはコーヒー豆や紅茶とか道具も含めてこだわる男っぽさもいいと思っています」
22人の担当理事とやりたいこと
立ち上がったばかりのスーパーダディ協会は高橋さんをはじめとする理事が22人もいるということです。なぜこのシステムにしたのか?そしてこのメンバーで何をしていきたいと考えているのでしょうか?
「子育てという共通のことでつながっているメンバーですけど、考え方は結構違います。だからそれぞれがやりたいこと、得意なことをやることで、世の父ちゃんのスキルアップにつながっていけばいいなと思っています。例えばこれまでにやったパパたちがお花を学ぶ“お花塾”とか親子で早くは知る方法を学ぶ“野人走り塾”とか、これはメンバーがつながっているサッカーの元日本代表選手の岡野雅行さんが教えてくれるんですけど、子どもよりも親が盛り上がっちゃう(笑)
他にも、そういうのを集めた“ゆる家事フェス”みたいなこともやっていきたいです。ポイントは“いいとこついてるな”と思われるようなことです。真面目にオーソドックスなものを学ぶというのもいいですが、あ、それは面白い!と言われるようなことはやっていきたいです。これから12月をめどに一般からも会員を募集していこうと思うのですが、やりたいことは“男の意識改革”家事や育児はその人に合わせたやり方で楽しくできるんだということは、今のパパだけでなく、これからパパになる人にも教えていきたいと思っています」
子どもが生まれてパパになると、一気に“やるぞ!”と考える人は多いと思います。でもそこで力が入り過ぎちゃうと空回りしちゃうこともありますし、意外とそういう人は多いのかもしれません。そんなときに、まずは一歩を“ゆるく”踏み出したい人にはスーパーダディ協会のような寛容なコミュニティの存在は心強いものになるのかもしれませんね。
NPO法人スーパーダディ協会
http://superdaddyjapan.com/
公式Facebook
https://www.facebook.com/SuperDaddyAssociation/
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杉山ジョージ

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