5分も一緒にいれば親友が出来ちゃうコミュニケーション上手なママたちと違ってなかなか子育て友達ができないと言われるパパたち。しかし!そんなパパたちの中でもコミュニティを作って、互いに楽しみながら育児をしている人たちもいます。
今回は、先日、娘を持つパパたちだけが集まったイベントの様子を紹介します。
いつまで一緒に遊んでくれるかな
娘が産まれた時。大概のパパは余計なことを考えるものです。。
思春期になれば距離を置かれ、再び仲良くなった頃には嫁にいってしまうのが娘。
もちろん、全員そうではないのですが、産まれたばかりで自由に想像がきくからこそ、いいことだけでなく嫌なことも考えてしまうわけで。
ならば!無邪気に「パパ!」と寄ってきてくれる内にできるだけ長く一緒に過ごしたい!そのためなら、パパはいろいろ頑張れたりするのです。
先日、6月9日金曜日。僕が所属する秘密結社 主夫の友はショップジャパンとのコラボでこんなスクールをおこないました。
その名も!「娘のためのパパ家事スクール」
金曜日の夜だと言うのに20人の応募枠はあっという間に満杯。ゲストとして、2歳と3歳の娘を持つタレントのユージさんとともにほぼスーツのパパが集結しました。まあ、異様な光景ですよね(汗)
パパ「ゴールデンポイント」を知る
最初の講座は「ヘアアレンジ」
自身も娘のパパである美容師「ラフォンテ」の立石祐二さんが、一番の基本となる「ポニーテール」のコツを教えてくれました。
まず、髪の毛を束ねて結ぶ場所について。
ママからすれば、そんなこともわからないの??というかもしれませんが、残念ながら結んだことなどない人がほとんどなのでお許しを。
「頭を横から見た時、顎の先から耳の上を結んだ直線の延長線上にあたる後頭部。ここが、最もキレイに見える結ぶ場所で、ここを『ゴールデンポイント』と呼びます」
配られたテキストを見ながら、うんうんと頷くパパたち。さっそくマネキンで挑戦。しかし、これがまた全然うまくいきません。
「男性は手が大きいから、女性よりも髪の毛はまとめやすいはず。でも、うまくいかないときは2回に分けてまとめます。はじめに耳から上の部分だけをまとめて一回ゴムでとめてしまってから、残りの下の部分をまとめてきて先にまとめたものと一緒に結ぶとやりやすいですよ」
これは目から鱗。なぜ意地でも一発でまとめようとしていたのでしょう。確実にまとめやすくなります。
とはいえ、細い髪の毛をしっかりまとめるには集中力が必要。みんな真剣すぎる表情でマネキンと向き合います。すると立石さんから最後のアドバイス。
「一番大事なのは笑顔。本気すぎると怖いので娘がひきます。何よりも一緒に楽しい時間を過ごすためなので、まずは笑顔を忘れないでください」
一堂、大反省(笑)
男ってやっぱりテクニックにはしりがちなんですね。ハートを大切に。
トイレをピカピカにするといいことしかない
続いては、名曲「トイレの神様」によると“キレイにするとべっぴんさんになれる”らしいトイレ掃除の講座。こちらは家事のスペシャリストであるライオンのリングケアマイスター、吉井和美さんが講師を担当されました。
「トイレをピカピカにしている人は、年収が高い、仕事ができると感じている、告白される人数が多い、そんなデータをご存知ですか?」
なんともインパクトの強いデータが次々と出てきて、パパたちの目の色が変わります。ユージさんをはじめすでにトイレ掃除を担当しているというパパも多くいましたが、自分の掃除の仕方を改めて見直すチャンスです。
「トイレは立って用を足すと便座裏の奥側が汚れやすく、座ってすると手前側が汚れやすい。また、家族全員が座って用を足すトイレは便座を上げないので汚れに気付きにくいので気を付けてください。あと、温水洗浄便座は簡単に外れるので、ちゃんと外して洗ってくださいね。」
矢継ぎ早に繰り出されるアドバイスにメモを取るパパたち。とくに温水洗浄便座については外したことがないパパもいて、ちょっと青ざめていました(笑)
最後に、吉井さんから小さい娘がいる家庭の注意ポイント!
「小さい子は大人と違って、用を足すときに便座のあちこちをべったり触ります。特に座ってする女の子の方が触る場所が多いので、いつもきれいにしておいてあげましょう。」
確かに!これからはますますトイレ掃除に力が入りそうです。
家庭科以来のミシンと戦う
最後はショップジャパンのコンパクトミシン「ヌエッタ」を使った「お裁縫講座」
こちらはショップジャパンの商品担当で2歳の娘がいる大熊賢二郎さんが講師を務めます。
「ミシンを使うなんて家庭科以来だ…」そんな声が聞こえる中、おそらく当時のイメージとは違う、コンパクトで軽く、コードレスなので取り回しがよいミシン「ヌエッタ」がパパたちの前に並びます。緊張の瞬間。今回はあらかじめ娘のサイズに裁断された生地を使って夏用のスカートを作りました。
「今回は直線を2本まっすぐ縫えば基本的に完成です。でもその前に縫える状態に糸をセットしてください。」
ミシンは縫うよりも、その前の準備が大事。かつて言われたような気がするそんな言葉を思い出しながら、作業はすすんでいます。しかし「ヌエッタ」がシンプルなおかげか、意外にスムーズに進んでいくパパも多かったです。あるパパは「ミシンも今となってみれば家電のひとつだし、怖がることはないかも」確かに家電はどちらかというとパパの得意分野。これなら怖くないはずです。
準備が出来たらあとは縫うだけ。
「ゆっくりからはじめて慣れてきたら、スピードを上げてみてください。」
家電を使うのであれば、パパたちにとってはお手の物。なかなか上手に縫い上げていきます。しかし、その後が問題。スカートですからゴムを通さなければいけません。ところが、これもまたパパがほとんど経験していない家事なわけで、必然的に悪戦苦闘するわけです。中にはゴムを通すことを忘れて、その部分を狭く縫ってしまったパパも。それでも娘のために何度も頑張ります。
“娘がいる”その共通点でつながれる
もともと器用なことで知られていますが、一連の作業を誰よりも早く、そしてキレイに仕上げたユージさん。終了後のインタビューではこんなことを語りました。
「娘がいるという共通点があるから、みんな同じような目をしているように感じます。そして、僕も含めそういうパパたちの集まりは本当に居心地が良かったです。癒しの時間でした。」
人は何かしら共通点があると仲良くなりやすいものですが、それはパパも同じ。特に世の中的に難しいというイメージがある「父と娘」という、局面と向き合っているというレアな存在がこれだけ集まると、打ち解け方は普通以上のものでした。
娘がいるというパパさん!ぜひパパ友を探すなら同じ娘がいるパパを探してみてください。きっと気が合うし、話も合うと思いますよ!
その他、スクールイベントの様子はこちらでご覧ください。
秘密結社主夫の友公式Facebook https://www.facebook.com/shufutomo/
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杉山ジョージ

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