ビジネスの現場では、挨拶に欠かすことが出来ない名刺。それはパパ友を作る時にも非常に有効なアイテムなのです!しかもそれが、ビジネスのことではなくパパとしてのプロフィールがまとまっているものであれば、より素晴らしいコミュニケーションアイテムになります。
「はじめまして、私こういうパパでございます。」では、パパ友が欲しい!という皆さんがどんな名刺を作ったらよいか?そのヒントにしていただきたい“パパ名刺作り”のプロセスをお伝えしていきます。
今回は、通信系企業の会社員をしながら子育て支援センターで活動する真鍋考士さんのパパ名刺作りをレポートします!
全ては育休から始まった
―「よろしくお願いします!」
真鍋(以下、真)「よろしくお願いします!」
―「育休を取ったんですよね?」
真「はい。今、娘が1歳7か月なんですけど、生まれてから育休を2か月取りました」
―「取ってみてどうでしたか?」
真「もう全てが変わりましたね(笑)世界を見る目が変わったというか。子どもができる前は、自分が子ども好きかどうかすらわからなかったんです。
ただ、子どもができたという時から、今まで自分が楽しんできたこともいろいろ活動をストップさせて子育てに臨むことにしたんです。
で、環境が変わった中での育休経験は大きかったです」
―「何が一番衝撃的でした?」
真「1人で赤ちゃんの世話をすることの大変さですね。ポイントは“1人”。2人とは負担が全然違うんですよ。育休中は“ママ早く帰ってきて!”って思うことが、たくさんありました。世の中のママが“パパ、帰ってきて!”って思っているのもすごく共感できます」
―「お子さんが生まれる前に活動をストップさせたということですけど、どんなことをしていたんですか?」
真「バンド活動です。会社のサークルでやっていたんですけど、部長までやっていたので結構時間を割いていました」
―「もともと音楽は好きだったんですか?」
真「大好きです。高校時代にギター部に入っていて、ヘビメタやハードロックにはまったり。
で、大学でもバンドをやろうと思っていたんですけど、ちょっと先輩の流れもあってマジックサークルに入ってマジシャンとして過ごしました(笑)」
―「いろいろやっていたんですね。そういう活動をストップさせて育児に臨んだ時に やっぱりやりたい!みたいなストレスはなかったですか?」
真「最初のころはあったと思います。でも、そこまでではないかな。もともと何かにのめりこむ方なので、その方向が音楽から育児に変わっただけというか。」
―「なるほど!そういうことなんですね!」
子育て支援センターへの恩返しをしたい
―「今、子育て支援センターでもいろいろな活動をしているそうですが、これはどういうきっかけだったんですか?」
真「気持ちとしては“恩返しがしたい”というところですね。育休中に本当にお世話になりました。今の自分がいるのは子育て支援センターのおかげといっても言い過ぎではないですね」
―「具体的にどんなことがあったんですか?」
真「ママ友ができたのもそうですし、地域に入っていくのもすんなりできました。
当時、地域センターの流れで中学校の家庭科の授業に子どもを連れて参加する機会があったんですね。最初は少し躊躇したのですが、妻からの後押しもあって参加することにしてみたら、中学生たちにとっても、そこに育休中のパパが来たのが相当珍しかったみたいで、育休ってこうなんだよ、とかいろいろと話をしたんです。
その時に、なんか自分の経験が少しは世の中の役に立ったのかも、と実感できて自分も地域や支援センターへ恩返しがしたいと思うようになりました。今では、もともとやっていた音楽やマジックでみんなが楽しめるようなことをやっています」
―「おお!それも役に立っているんですね!」
真「そうなんですよ!本当にやっていてよかったと思います」
―「そういう活動をしている中で、真鍋さんが意識していることはなんですか?」
真「パパの自己満足にならないことです。パパ友ってすごくいいと思います。
“パパ見知り”とか男性ならではの育児の悩みもあると思うのですが、それが共有できるし。でも、あくまでパパたちが盛り上がる先にはママや子どものためになっているか?という部分が大事だと思うんです。イベントなどを行う時も結果的にはちゃんとママや子どもが楽しめるものであっても、準備する過程で、ママや子どもの負担になってしまっては仕方ないので、そうならないように気を付けます。
パパたちって何かしようとするときにまず飲もう!となってしまうのですが、そこも注意が必要ですよね。これも育休中に家事育児の大変さを体験したから目が向くことだと思います」
キーワードは「宝探し」
―「真鍋さんが子育てや人生で大事にしていることってなんですか?」
真「子育てにおいては、100%向き合うことですね。これは夫婦で話し合って決めたのですが、子どもと一緒にいるときはパソコンやスマホを開かない。テレビもなるべくつけないで、たくさん話しかける、ということです。
人生においては…なんだろうな…“宝探し”ですかね?」
―「“宝探し”?」
真「まず、音楽の楽しみの一つが“宝探し”だと思うんです。いろいろあるものの中から自分の好きなものを探していくこと。たくさん聞いてみて、その中から自分がこれだというものを探すのは本当に楽しいじゃないですか?
それこそ昔は、『ROCK’IN ON』とか読んで出てきたものを片っ端から聞く、みたいな」
―「僕も音楽好きなんでものすごく共感できます」
真「今はそれが音楽以外でも宝探しをしている感じなんです。支援センターを通じて自分の知らなかったパパママの世界とか地域の世界に入って宝探しの真っ最中。
絵本選びなんてまさに宝探しですし、料理も好きなんですけど、どんなものを作ったら面白いか?なんて考えるのも宝探しの一つです」
―「なるほど!確かにそうですね!もしかしてお子さんにもそういうところって受け継がれていませんか?」
真「あると思います(笑)うちの娘は好奇心が強くて、親の真似をすることが多い。
何か面白いことを見つけると集中してずっと続ける。こういうところはちょっと似ているところなのかな?と感じます。あとは、以前電池で動くおもちゃで遊んでいるときに、動いているおもちゃ自体に興味を示すんじゃなくて、電池が入っているボックスの方をガチャガチャいじりだしたんですよ。あ、そっちに興味があるんだ!って思ったら面白かったですね」
―「バッチリ受け継がれてますね(笑)じゃあ名刺は“宝探し”がキーワードでいいですね!他には何かイメージがありますか?」
真「パパ友づくりをするためにはかっこいいとかクールじゃなくて、親しみやすさを重視したいですね。あとは、エンターテインメント!」
―「そうですよね!」
真「単純にパパ友というのよりは、一緒になってママや子どもを支えていく仲間がほしいです」
―「わかりました!ではそういうイメージでいきます!」
真「よろしくお願いします!」
育休を取った経験から感じた子育ての大変さに真摯に向き合おうとしている真鍋さん。それでいて、子育てはもちろん、生きていく中での楽しさを見つけることを“宝探し”と捉えるあたりはポジティブで素晴らしいと感じました!さあそんな真鍋さんの名刺のデザインがこちらです!
いかがですか?
あなたもこんな素敵なパパ名刺を作ってパパ友を増やしてください!
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杉山ジョージ

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