ビジネスの現場では、挨拶に欠かすことが出来ない名刺。それはパパ友を作る時にも非常に有効なアイテムなのです!しかもそれが、ビジネスのことではなくパパとしてのプロフィールがまとまっているものであれば、より素晴らしいコミュニケーションアイテムになります。
「はじめまして、私こういうパパでございます。」では、パパ友が欲しい!という皆さんがどんな名刺を作ったらよいか?そのヒントにしていただきたい“パパ名刺作り”のプロセスをお伝えしていきます。
今回は、専業主夫の佐久間修一さんのパパ名刺作りをレポートします!
名刺はいらないと思っていた
―「よろしくお願いします!」
佐久間(以下、佐)「よろしくお願いします!」
―「専業主夫の名刺ってなかなか聞かないですよね?」
佐「そうですよね(笑)実は今、僕自身、専業主夫の名刺も持っているんですけど、そもそもは、専業主夫に名刺はいらないと思っていました」
―「じゃあ、なぜ作ったんですか?」
佐「必要性を感じたんです。普段の生活の中では、ママ友の方が接することが多いんですけど、ママ友たちとは名刺交換はしないんですね。当たり前ですけど。
そもそも名刺を持っていないということもあるんですけど、ママ友たちは名刺なんかなくても、その場で簡単に連絡先を聞いて、友達になっちゃう。
ところがパパ友が増えてくると状況が変わってくるんです。パパ名刺というわけではなく、ほとんどは仕事で使っているものですがあいさつの時に、だいたい名刺をもらうんです。
そのうち、もらってばかりじゃ悪いな~と思うようになったのでグラフィックデザインの仕事をしている妻にデザインしてもらって作ることにしたんです」
改めて自分は“パパ”なんだ
―「パパ名刺を作ったことで変わったことはありますか?」
佐「改めて自分は“パパ”なんだ。ということを感じました。乳児期は別として今、5歳になった息子を育ててきて、子育てにおいてはパパとママで、そこまで違うとは感じていなかったんですね。でもこの名刺というものに対しては男女ですごく差があるように感じます。今でもママ友には配らないですし」
―「作ってみてよかったですか?」
佐「それはもちろん、人脈が広がるという意味では、とても役に立っています。
やっぱり、渡すだけで会話のネタにもなるし、パパたちはそうやって名刺を活用することになれている人が多いのでとてもスムーズです。
ただ、ここでもパパとママの差を感じることがあって、今の名刺には息子の小さいころの写真が入っているんですけど、それを見て“かわいい!”って反応してくれる。でもパパたちはそうはならない。しっかり書かれた情報を読むような感じですよね」
書きたい要素がいっぱい(笑)
―「じゃあ、今回はどういう方向で作りますか?」
佐「もともとは、本当に仕方なく作った経緯があるので、ちゃんと写真も選んで内容も精査して作りたいなと思ったんです」
―「どんな要素を入れたいですか?」
佐「それが悩みどころなんですよね~。なにせ専業主夫なのにいろいろなことをやっているから要素が多くて(汗)」
―「どんどん挙げてみてください!」
佐「まずは、ベビーマッサージ。それから絵本の読み聞かせ、これは“あだっちパパ”で毎月第三日曜日に西新井のギャラクシティでやっているので、それも載せたい。それから認定ベビーシッターでもあるし、主夫の友という団体にも所属してるし、あとは“まとめしの会”のこともいれたいな」
―「“まとめしの会”ってなんですか?」
佐「いわゆる“作り置き”に近いんですけど、若いころ飲食店でアルバイトした経験から調理師免許を持っていて、ママ友たちと一緒に調理ができる施設を使って、
みんなで数日分のおかずをまとめて作っちゃうということをやっているんです」
―「それは助かる!」
佐「これは好評なんですよ。ただ、名刺で説明するのはちょっと難しいかな」
―「説明はしなくてもいいと思いますよ。気になった人は僕みたいに質問するから。それが会話になります。すべてを説明しないでもいいと思いますよ」
佐「なるほど。じゃあ、あとはこの中からどれを入れるか考えればいいか」
―「いっそのこと全部入れちゃいましょうよ。その方が面白いので」
佐「まあ、いいか。そうですね!」
命への思い
―「あとは何か入れたいものはありますか?」
佐「あえて名刺にいれることではないかもしれないけど、“孫の顔を見るまでは死ねない”ってことかな」
―「なんですかそれは?」
佐「妻から言われたことなんです。僕はかつてサルコイドーシスという難病にかかって、いつ寝たきりになるかわからない時期があったんです。
もちろん今は大丈夫なんですが、そういう経験があるからこそ息子の命は自分の命に代えてでも守る、という気持ちが強い。
僕としては、一度はあきらめた命、息子のためなら惜しくない、みたいなことを考えているんですけど、それを言うと妻に『孫の顔を見るまでは死んじゃダメ!』って怒られるんです。言ってみれば妻がブレーキを踏んでくれているのかも」
―「なるほど。じゃあお子さん自身にも命を大切にしてもらいたいという思いもあるんじゃないですか?」
佐「当たり前のことではあるんですけどね。それこそいじめとかそういうことがあったら死ぬくらいなら逃げてもOKと伝えたいし、やっぱり子育ても人生もいつ終わりがくるかわからないことじゃないですか。だからこそ“楽しむこと重視”でいきたい。
でも一方で思っているのは“自立と自律ができるように”ということ。
これは息子が生まれたときにたてた誓いなんですけど、大事なのは自分で立つことと自分で自分を律することだと思うので、それはちゃんと息子に教えたいですね」
―「すごくわかる。でも、これどうやって名刺に入れようかな…」
佐「ですよね(笑)まあこれは余談として」
―「ちょっと考えます!じゃあ、これで名刺づくりに入りますね!」
佐「大変だと思いますけど、よろしくお願いします!」
大変だった過去があるとは微塵も感じさせない、明るさを持つ佐久間さん。命への深い思いと家族への愛情がひしひしと伝わってきます。さあそんな佐久間さんの名刺のデザインがこちらです!
いかがですか?
あなたもこんな素敵なパパ名刺を作ってパパ友を増やしてください!
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杉山ジョージ

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