新年度がはじまり、新しい生活がスタートしました。
ママが産育休から復帰した。子どもが保育園に通い始めた。小学校に入学した。
家族の新生活の始まりは、パパにとっても大きな変化のきっかけとなり、家事育児を積極的に頑張っているよ!というパパも多いのではないでしょうか。
それなのに、何だかママにダメ出しされてしまって頑張りが空回りしがちなんだよね、という声もよく聞きます。
もうすぐGW。まとまった時間がとれる連休を使って夫婦コミュニケーションの時間を作り、ママともっと話しをしてみてはいかがでしょうか。
目次
夫婦のコミュニケーション、ホウレンソウだけになっていませんか?
そもそも、夫婦のコミュニケーションってどんな意味があるのでしょうか?こちらの調査結果をご覧ください。
これは、NPO法人ファザーリング・ジャパンによる「結婚生活と離婚に関する意識調査」の結果うち、夫婦の会話時間に関する調査結果です。
夫婦の会話時間が長いほど、円満夫婦になる。円満夫婦はそうでない夫婦に比べて、実に3倍近い時間も会話をしているんですね。
とは言え、「忙しいのに、そんなに長い時間話すことないよ」と言うご夫婦もいるかもしれません。実は夫婦の会話には3つの役割があると言われています。
情報伝達機能。課題解決機能。情緒的サポート機能。
忙しくなってくれば来るほど、「今度、出張だから」「今週末は保護者会だけど行ける?」などスケジュールを合わせたり、日常の相談事をしたりする程度で終わってしまいがち。
このような最低限の夫婦コミュニケーションしか行われない状況をぼくは「夫婦コミュニケーションのホウレンソウ化(報告・連絡・相談)」と言っています。会話をする上で最も夫婦の距離を近づけてくれる情緒的サポートが行われていない状態のことです。
円満夫婦でいるためには、会話の時間が長いかどうかという視点に加えて、会話の中でどれだけ情緒的サポートになるようなことが話されているのかという視点も忘れてはいけません。
【参考】「結婚生活」と「離婚」に関する意識調査報告(PDF)|NPO法人ファザーリング・ジャパン
このGWは「お互いの将来像」や「子どもの未来」についての話しをしてみよう!
新年度が始まり、お互いに疲れがだいぶ溜まり始めた頃。
いきなり夫婦のコミュニケーションが大切だ!と言われても、うまく会話がはずむ夫婦も、そうでない夫婦もいると思います。
実は、会話は「何を話したか」よりも「どういう気持ちになれたか」のほうが大切。そこで、このGWは夫婦コミュニケーションの緊張をほぐすところから始めましょう。
会話のストレッチ!エンタメに一緒に触れよう
お互いが好きな映画、TV番組、音楽、本。なんでも構いません。一緒に楽しんで、それについてあれこれ盛り上がってみてください。仕事や家事、育児などからいっとき解放されて、リラックスした楽しい時間を意識します。
基本的に好きな物が違うわが家でも、ふたりとも読んでいるマンガの新刊が出た時や、ドラマや本の話しで盛り上がったりします。そうすると、単純に夫婦で話しをするのを「楽しい」と思えるようになるんです。
「お互いの将来像」をたまには語り合ってみる
夫婦で話しをするのが楽しいと感じ始めたら、今度は子どもから離れて「お互いの」話しをしてみましょう。どうしても普段のホウレンソウは子ども関連になりがち。でも、子育てだけが人生ではありません。
もちろん、子どもの話しも完全に切り離すことはできないでしょう。それでも主語を「自分」にして会話をすることはとても大切なのです。
モヨウ替えコンサルティングでたくさんのご家庭に入り、色んなご夫婦とお話しをします。そうすると「相手がそう考えていたなんて、全く知らなかった!」と言うような感想をよく聞きます。
仕事の話でも、人間関係の悩みでもいい。そこからスタートして、できれば将来への想いまで語り合ってみてください。
「子どもの未来」についてお互いの考えをシェアしてみよう
次はいよいよ子どもの話。お互いの話しと違って、ここは夫婦で方針やスタンスをある程度共通させておく必要がある話しになります。
ここらへんまで話が進んでくると、「もう少し洗い物の頻度を上げて欲しい」とか「早く帰るようにできない?」「どこにしまったらいいか、よくわからないんだけど」など具体的な家事の話しまで自然と出てきます。
ただグチを言い合うのではなく、子どものことを考えながら前向きに話しをしてみましょう。
本題に入るのは一番最後!
夫婦コミュニケーションは、身体のストレッチと同じように普段から意識していないとだんだんこわばってきます。そんな状態でいきなり試合(家事育児の不満や解決策)に入ると、絶対怪我をする(苦笑)。
なので、少し遠回りに感じるかもしれませんが、楽しい話、本題からは遠い話などでまずは空気を解きほぐして、それから話しを始めましょう。ポイントは「無理やり解決策を見つけなくても良い」です。
ここまでの夫婦の会話で、お互いの考えを共有することができた。
お互いのこわばっていた距離感が近づいたように感じる。
そういった状態になれたのなら、まずはそれが大きな成果です。
その後、家事育児に関して日頃から感じていたこと、どうしたらもっと上手くやっていけるかといった話題に自然と入っていけるといいですね。良い雰囲気の中、夫婦がお互いに本音で話せれば、解決策を見つけることにつながっていくはずです。
GWは、まさにそんな会話をするのにうってつけ。
ぜひ、まとまった時間を活用して円満夫婦になれる夫婦コミュニケーションを増やしてみてください!
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