「子供が生まれてから、妻が変わってしまった…(涙)」
「子供が生まれたのに、夫の行動が昔のまま!(怒)」
子供のいる夫婦のお悩みあるある。誰もが聞いたことがあったり、ひょっとすると感じたことがあったりするのではないでしょうか。
私はこの類の話を聞くたびに「どちらの言うことも、ごもっとも!」と思っていました。しかしわが家では、私も夫も、この悩みを持ったことがありません。なぜだろう、と考えた結果、辿り着いたのが3つのポイントでした。
- 夫婦は他人。違って当たり前。
- 違うけれど、子供が大切な存在であることは同じ。
- 大切なのは、子供だけじゃない。自分とパートナーの幸せを求めない人はいない。
それぞれについて、少し詳しくお話させていただきます。
夫婦は他人。違って当たり前。
男女の脳が違う。10ヶ月かけてお腹で育てて出産したママと、それを横で見ていたパパは違う。勿論そうですが、もっと大前提として「夫婦は他人」ということを忘れないことが大切だと、私は思っています。
好きな食べ物が違う。趣味が違う。できること、できないことが違う。それを当たり前として受け入れ、そんな違いにも惹かれ合ったから、夫婦になっている。とはいえ、生活を一緒にする中では、その違いがトラブルにつながることもあるでしょう。
特に子育てとなると、途端に「ふたりが一緒に」「これはママが」という考え方が容赦なくぶつかりあいやすくなります。
大切なことだからこそ、ぶつかって当たり前。「なんで違うの」ではなく、「違ってあたりまえ」を認めることが、スタートだと感じています。
子供が大切な存在であることは同じ
ただ、違うなかで唯一、同じものがあります。それは「子供が大切」ということです。
子供と向き合う時間、関わり方、どんな風に子育てをしたいかは違ってあたりまえ。その時々で、自分や仕事など優先順位が違うこともあるでしょう。それでも、根っこの気持ちは同じです。「他人のふたり」が「共通の大切な存在」をどう大切にしていくか。子育ては、そんな最大級のミッションではないでしょうか。
私のイメージは「背中を預ける」です。同じ方を向いて、同じ景色を見て、同じ相手と向き合うのではない。別々の場所で、別々の相手と向き合うのではない。「子供を育てる」という大きな役割を、背中を預け合ってそれぞれが向き合い、支え合い、成し遂げる。そんな家族関係って素敵だな、と思っています。
自分とパートナーの幸せを求めない人はいない
この気持ち、「子供との生活」という大きな変化を通して意外と忘れてしまいがちではないでしょうか。トラブルのさなかには隠れてしまい見えにくいですが、元々は幸せな家庭を望んでいるはず。たとえ子供が一番大事でも、自分だって幸せになりたい。自分が大切なのと同時に、大切なパートナーにも笑っていてほしい。
実は、それが叶わない、もしくは相手が叶っていないように見えるから、不満を感じるように思えます。
例えば、「おしゃれが好きで綺麗で優しかった妻が、髪はボサボサ、終日はだけたパジャマ姿で、クマをつくって不機嫌だ…こんな家にいたくない…」は、一言で言えば「妻に自分らしくいてほしい、笑ってほしい。(そうだと自分も嬉しい)」ではないでしょうか。
「イヤイヤ期で暴れる子供に手をやいてるのに、夫は見ないふり。私ばっかり大変で腹立たしい、こんなのパパじゃない!」は、「子供は二人で育てるはず。だから一緒に乗り越えて、笑っていたい」ではないでしょうか。
夫婦のコミュニケーションもままならない日々の中で、かき消されてしまいがちな「幸せな家庭を作りたい」気持ち。その想いに立ち返ることができたら、夫婦の関係は変わるかもしれません。
子供中心の会話や生活時間のズレで、夫婦でゆっくりコミュニケーションをとる時間はどうしても減ってしまうでしょう。私自身、夫と「最近話してないね、元気?」という家族とは思えぬ会話をした時期さえありました。その時、「このままではマズイ」と思い、夫婦の時間を取ると決めました。パパママとしてではなく、人と人として、大切なパートナーとコミュニケーションをとること。それが、今のところ仲良し家族の私が見つけた、円満の秘訣です。
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白鳥 舞

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