「もしやうちの夫はフラリーマンかも!?」と思ったり、思われたりしていませんか?
フラリーマンとは、就労後にまっすぐ帰宅するのが嫌で何となく公園やカフェなどに寄ってフラフラしてから帰宅するサラリーマンのこと。
独身男性なんかだったら、いくらフラフラしたって誰にも文句言われる筋合いはありませんが、フラリーマンに対して怒り心頭なのはママ達です。
「わたしたちには、フラフラするような余裕はない」
「こっちはワンオペ育児でてんてこ舞いなのに、フラフラしてるくらいならさっさと帰ってこい!」
などの批判が多いですが、中には・・
「家に帰ってこられても正直邪魔。適当に時間つぶしてから帰ってきて構わない」
との賛成派(?)の声もあるようです。
事実、夫が家にいる時間が長いほど妻の家事時間が長くなる、というような調査結果もあります。
フラリーマンは誰の問題?
批判としてはパパの逃げ腰具合や、家事育児スキルの低さ、やる気のなさなどを突っ込むものが多いようです。
以下、フラリーマンについてつぶやかれた、ツイッターの一部です。
「は?帰宅恐怖症?ママがそれになって、フラリーマンになったら、子供はどうすんの?」
「そういう選択肢がある時点で甘えてる。」
「飲みにいきゲーセンにいき本屋にいき自由に動けること、例えば駅まで自分のペースで歩けることすら羨ましい。」
色々な意見がありそうですが、フラリーマンとは結局パパだけの問題ではなく、夫婦の問題なのだと思います。
パパを邪魔者扱いして来なかった?
フラリーマン化したパパは、どうも家庭に対してのオーナーシップが薄くなってしまっているように感じます。自分が家にいることで「必要とされている」と感じる機会がなければ、当然オーナーシップは失われていくのです。
「オムツもうんちは代えられない」「料理はもちろん、洗い物だってろくにできない」なんて日々の積み重ねが「パパに期待するだけ無駄」という夫婦の関係性を生み出してしまっている。
こうして任せるのが面倒で、結局自分で全部やってしまう状況が続くと、パパは家庭において有用感を感じることができなくなってしまう。
人間はどうしたって楽をしたい生き物ですから、やらなくていいならやりたくない、と言う方にグイグイ流れていってしまいます。
「アレしてコレして」よりも「パパが家にいてくれないと困る」を伝えよう
帰ってくるなり「アレして!コレして!」と言いたくなる気持ちはよくわかります。
もう、「指示なんてされないでも、自分でさっさと動いてよ」くらいは思います。
それでも、指示を出され続けると「やらされている感」が募ってきて嫌になってしまうのが難しいところ。
「わたしたちには、そんな甘えたこと言ってる余裕はない!」とも思うかもしれませんが、これっていわゆるマネジメントの問題でもあります。
イライラをぶつけたり、全部自分の指示通りに動くようにパパを教育することが本来の目的ではないはず。本当は「家庭に対してのオーナーシップが高まって、自発的に動けるようになる」ことが最終ゴールのはずなのです。
そう思うと、まずは「パパが家にいてくれないと困る」という気持ちを伝えることが急務。
「早く帰ってきてくれて助かる!」と言い続ければ、フラフラしている時間をもったいなく感じるようになります。
人は必要とされている場所に行きたいと思うものですから。
「ありがとう」を伝えよう、とかもう耳にタコができるくらい聞いていると思います。でもそれを実践し続けている人は案外少ない。
相手を変えるのは難しいけど、自分のアクションを変えていくのは今日からでもできるんです。
夫をフラリーマンにしないためにも、「あなたがいてくれることが必要」としっかり伝えましょう!
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