2歳くらいになると、できることがどんどん増えてきて、遊びもぐっと広がります。こんなに色々なことができるんだから・・・と思って、買ってあげたくなるおもちゃも、急激に増えるのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください。おもちゃは沢山あればそれでいいのか、というと、そうではありません。あふれるおもちゃに囲まれても、刺激が多すぎて、結局1つのことに集中できなくなってしまうタイプのお子さんもいます。
こどものために本当にいいおもちゃは何か。数多くそろえるのではなく、本当にいいと思うものを、よくよく考えて選んでみましょう。
2歳のこどもにとってのおもちゃって?
2歳になると、できることがぐんぐん広がります。できることが増えるというのは、それだけ身体が成長しているということですが、同時に精神面も成長していきます。そんな2歳ちゃんの特徴は「自分へのこだわり」が強いこと。
「あれをやりたい!」「あれはやりたくない!」「自分でやりたい!」「自分で決めたい!」その想いの強さのことを「イヤイヤ期」なんて呼びますよね。
食事やお風呂、着替えなど生活の場面では、大人の都合との間で衝突することの多い「イヤイヤ期」。だからこそ、こどもの大好きな「遊び」の場面では、こどもの想いを実現できる時間を作ってみませんか?
2歳の頃のおもちゃは、こども自身の「自分で!」を叶えるものがおススメです。「自分でできる」「自分で考える」 そんなおもちゃをご紹介します。
2歳で楽しめるおもちゃ①:自分でできる!
「できた!」という達成感は、何度も味わいたくなる快感です。これまでは、「お手々パチパチできた」「バイバイできた」なんて、自分が中心だった達成感が、モノにも向かってきます。
こどもができるくらいの難しさのパズルや型はめ遊び、穴が大きめのひも通しができるものがおススメ。
自分の思うようにならないと、イライラしてしまうことが多いのも、この時期の特徴。うまくできないからと手伝おうとすると、自分のペースを邪魔された、とばかりに、更に手を付けられなってしまうことも・・・。まずは簡単にできるものから選んでみましょう。
もうすっかり覚えてしまったパズルを何度もやっている姿を見ると、「他のもやればいいのに」「もっと難しいものにも挑戦したらいいのに」と、思うかもしれませんが、できる快感を繰り返し味わっているので、じっくり見守ってあげてください。
2歳で楽しめるおもちゃ②:自分で考える!
パパやママの動作をまねっこしていた1歳の頃よりも、ごっこ遊びがより「ごっこ遊び」らしくなってきます。少し前までは「電話をかけるまねっこ」「おでかけのまねっこ」という動作のまねっこだけでした。それが、「電話を使って、特定の相手とお話するつもり」「どこに行くかをイメージして、お支度をしたおでかけ」・・・と、どんな場面なのかを自分で考えたごっこ遊びができるようになります。言葉の発達も、ごっこ遊びをよりリアルにすることに役立ちます。
そんなこどもたちには、繰り返し遊ぶ「ごっこ遊び」の場面に関連するものを選ぶと、更に遊びが広がります。ままごと遊びの食べ物や食器、乗って遊べる車などです。
女の子にとって、お世話人形遊びができるようになるのもこの頃ですね。でも、お話できる「小さな友達」が好きなのは、男の子も同じ。動物のパペットなどを喜ぶようならば、男の子だからと躊躇しないで、お気に入りのものを選んであげてもいいかもしれません。
いかがでしたか?
自我が出てきて難しいと言われる2歳の頃。こどもにとっては、「こうしたい」という意思と、身体の発達や器用さが追い付かなくって思うようにできない現実との間で、すごく歯がゆい思いをしていることもあります。
だからこそ、その意思を実現できるおもちゃは、こどもにとっては救世主。こどもの「自分で」をかなえてあげるおもちゃを選んで、こどもが自分の想いを持てるようになった「成長」を喜べたらすてきだな、と思います。
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しみずみえ

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