子育てをしてから失ったものってどんなことがありますか?
時間?
お金?
仕事?
きっと、パパとママとでは違う答えがでてくるのではないでしょうか?
今までは、自分ひとり、もしくはパートナーと相談しながら決めることができた様々なことが、子どもが産まれてからは自分の意見が通らなくなることが多くなったかと思います。
もちろん、その代りに、かけがえのない「子ども」を授かったわけですから、我慢できる部分もあるかと思いますが、今までの価値観を変えないと耐えられないものもありますよね。
きっと、何も失わずに、子育てをすることって、ほぼ無理。
その時に、きっと何か大きな決断をしたのではないでしょうか?
仕事と育児を両立していくには「覚悟」が必要
先日、サイボウズのカンファレンスがありました。サイボウズって知ってますか?
チームでの情報共有するためのツールなどを提供している会社なんですが、昨年末、「ワークスタイルムービー 大丈夫」を発表した会社と言えば、わかるのではないでしょうか?
このカンファレンスでは、様々なチームが変わっていく必要性について、色々と講演があったのですが、最も印象的だったのが、株式会社ワーク・ライフバランスの小室社長の講演でした。
2人目の子どもを産むかどうかの決め手は、パパの育児参加が大きく関わっているというアンケート結果もあるのですが、どうしても、長時間労働が推奨されている国内の企業では、なかなかパパの育児参加は難しいですよね。でも、それを直していこうという動きが出てきているそうです。
小室社長ご自身も独立すると決めた直後に、妊娠をし、身をもって残業しない仕事術を実践されていますし、サイボウズの青野社長もお子さんが産まれてからしばらくは16時までの時短勤務をされていたそうです。
「帰る覚悟」と「帰す覚悟」
これから、仕事と育児の両立をしていく人たちには「帰る覚悟」を、部下に子育てを頑張っている人がいる上司は「帰す覚悟」が必要になってくるのかもしれません。
子育てを始めてから変えたことは何ですか?
大辞泉によると、「覚悟」とは、
危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。
だ、そうです。
きっと、子育てをする人にとっても、企業にとっても、これからは新たな「覚悟」がないと生きていけない世の中になってくるような気がします。日本人は、どうも変化に弱い国民性があるような感じがするのですが、「覚悟」を持って何かを変えていかないと変えない人生よりも、厳しい選択を迫られる時が来るような気がしてなりません。
変化を恐れずに変えていく。そして、その先には、きっと新しい光が見えてくると思います。
今、あるものを見つめて
人は、どうしてもないものねだりをする生き物のようです。
育児をするようになってから、
「自分の時間がなくなった」
「時短勤務になってしまいキャリアアップできなくなってしまった」
など失ったものは多いと思います。
しかし、ないものばかりに固執することなく、もっと、あるものを大切にしませんか?
子どもの笑顔
パートナー含めて3人で過ごす時間
子どもの成長の喜び
きっと、今までになかった幸せなコトがたくさんありますよね。
多くの幸せを得るために、少しは手放す覚悟を持ってもいいのではないでしょうか?
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斎藤 哲

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