保育園からの急な呼び出し!
パパが「呼び出しされても俺は行けないから、よろしくね」なんて言ってると、ママが「なんで私ばっかり!(私だって働いているのに・・・)」と不公平に思うのは当たり前。
すでに子どもが保育園生活を送っているパパ・ママはわかると思いますが、保育園からの「お迎えコール」はなかなか大変です。「そんなにしょっちゅうはないだろうから、そうなった時に考えよう」だと、いざと言う時に大慌てすることになりかねません。
今回は、4月からママが復職し、新しく共働き生活が始まるご家庭に向けて、保育園からのお迎えコールで慌てないために夫婦で話し合っておくといい事をお伝えします。
目次
保育園からのお迎えコールは高確率で訪れる!
4月からの復職を前に、保育園から急に呼び出されたらどうしようと漠然と不安に思っていても、何か対策を考えている人はあまり多くないかもしれません。
でも、株式会社キッズラインが行った「保育園送迎に関するアンケート調査」の結果を見てみてください。
今回の調査から、急なお迎えコールの経験が「ある」と答えた母親は93%にも上ることがわかりました。呼び出しの理由は主に「急な発熱」「嘔吐・下痢」「怪我や骨折」が中心ですが、中には子ども同士のトラブルが理由になることもあります。
「もしかしたら呼び出されることもあるかもしれない」ではなく、最初から「いつか呼び出されるもの」と思っていた方がよいのです。
そしていざ呼び出された時、多くはママがお迎えに行っているかもしれませんが、ママだってすぐには行けないときだってある。そんな時にはパパにお願いすることになると思いますが、その時のパパの反応は・・・。
妻が夫にお迎えをお願いしたことがあると答えた人のうち、”●時間後だったら行ける”と答えた「提案型」が最多の4割。残念ながら、妻に寄り添う姿勢や提案もなく”行けない・ムリ”などと断る「俺ムリ型」は3割も。その他、”連絡が取れなかった”などもあり、結局、妻のヘルプに答えて”すぐにお迎えに行ってくれた”「直行型」はわずか2割という結果に。
パパが「行けない・ムリ」などと断る理由としてママがパパの本心として感じているのは、
「急なお迎えの調整はママの仕事だと思っている」が最も多く39.4%
とのこと。
外出の予定があるとか社内で重要な会議があるなど、パパには本当に「行けない・ムリ」な場合もあると思います。でも、なんとなくママの仕事だと思っているというだけで断っている(とママに思われている)パパが一番多いというのは、ちょっとザンネン。ママにだけ負担がかかってばかりだと、一緒に家庭運営をするパートナーとしての信頼感は減っていくばかりです。
<参考>
俺ムリパパが3割。保育園からの急な呼び出しがあったとき【夫婦の対応調査レポート】|株式会社キッズライン
超基本!かかりつけ医&乳児医療書・保険証などの情報共有
小さい子どもはまだ、自分の症状を自分で訴えてはくれません。熱が高くても意外と元気いっぱいだったりもします。
だからと言って、安心ばかりもしていられないのが子どもの体調不良。呼び出しが合ってお迎えに行ったら、先生に状況をよく聞いて、病院に連れて行くなどの対応をしなくてはいけません。
その時に、ママしか対応ができないようだと、仮にパパがお迎えに行ったとしてもその後のハードルが高いから俺ムリになってしまいます。
以下は最低限共有しておきましょう。
かかりつけの小児科の場所、休診だった際の第2かかりつけ医の場所
保険証・母子手帳・乳児医療証・お薬手帳・診察券
これらは、ひと目でわかるようにファイリングするなどして、一箇所にまとめておきましょう。
何かあった時に「あれどこだっけ?どうなってたんだっけ?」と探すのは、とにかくイライラ、ケンカの大元です。
まず大前提として「どちらでも対応できる状態」を作っておくことが大切です。
万が一に備える!先読みコミュニケーション
朝は全然元気だったのに、いきなり発熱!というケースももちろんありますが、何となく朝元気がなかったり、食欲がなかったり、夜中に何度か起きてしまったりと体調が悪いであろう「予兆」はあるものです。
わが家ではそうした予兆を感じた時は、万が一呼び出しがあったらどちらが対応できるかを朝のうちに決めています。
なんの話合いもなくママが迎えに行くもの、という暗黙の了解には絶対にしません。どちらが迎えに行けるかについて一言交わすコミュニケーションをとることで「お迎えは夫婦の役割だ」という認識を合わせることができます。
そして、職場に着いたら「万が一の時は、自分がお迎えに行くことになったんだ」と周りに伝えておくのもいいと思います。周りにもしっかりと伝えておくことで、呼び出しがなければそれでいいし、呼び出しがあったときも自分も周りも対応がしやすいのです。
また、妻がやっていて「これはいいなぁ」と思ったのが、連絡帳への一言。毎日先生に書く連絡帳がある保育園も多いでしょう。「今日は危ないかもな?」と思った時には連絡帳に「熱が上がってしまったら夫(妻)が迎えに行きます」と一言書いておく。そうすると、お迎えに行ける方に直接連絡をくれるなど臨機応変に対応してくれる場合もあります。
わが家では第一連絡先は妻になっているのですが、そうやって書いてある日は僕に直接連絡が来ます。そうすると、「子どもの状態がどんななのか」を僕が直接把握し、「何時頃に迎えに行けるのか」などを直接伝えることができるのです。
パパが迎えに行くのに、ママに連絡が来ると、そこら辺が伝言ゲームになって面倒くさいのです。
子どもが病気になってしまったら、無理をさせるよりも思い切って休んでしまうことが長引かせないコツだなぁと思います。でも何日も仕事を休むわけにはいかない。そんな時は、夫婦交代で1日ずつ休むなどの対策が取れたら、お互いの負担も半分で済みます。そんな場合のことも事前に話し合っておけると万が一の時に慌てません。
4月からの新生活に向けて、ぜひ早め早めにパパ・ママで話し合い、協力体制を整えておきましょう!
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