新年度が始まり、ドキドキしながら産休・育休後の復職を迎えた方も多いのではないでしょうか。
どれだけ準備万端なつもりでいても、慣れない状況や予想外の状況に躓いてしまうこともあるかと思います。そこで今回は、私が復職後1年経った今だから思う、「あの時ああしておけばよかったこと」を3つお伝えします。
始めに無理をしなければ良かった!
「できるだけ迷惑をかけないようにしなければ」
復職後のワーキングマザーの多くは、自分自身が思う以上に気負っているもの。
しかし、無理は禁物です。
私の場合は産休前後で仕事内容が変わったため、「新しい仕事を覚えるまでは」と、仕事を持ち帰り、深夜・早朝に睡眠時間を削って仕事をしてしまいました。
子供はまだ夜泣きもあり、眠いのを我慢して頑張って起きても集中できる時間はわずか。効率が悪くて気持ちはイライラ、常に寝不足で、徐々に休みの日に子供と遊びに行く気力もなくなっていきました。せっかく子供に恵まれて仕事も続けられたのに、幸せではなかったのです。
結果、やる気満々に復職したはずの私は、なんと3ヶ月後には泣きながら心療内科を検索していました。(結局、「診断書をもらう他に、まだ自分で出来ることがある!」と思い直したのですが…)
その後、上司と面談をして業務量・内容ともに見直した結果、今では忙しくも楽しく生活しています。
周りがどんなに残業していても、同じ物差しで人と比べずに、自分の健康を自分で守ってください。
それでも、
「みんな忙しいのにこれ以上自分の業務量を減らせない」
「与えられたことが出来ないと、クビになってしまうのでは」
そんな悩みをお持ちの方には、次の「こうしておけば良かった」をお伝えします。
自分が好きな分野を周囲にアピールしておけばよかった!
「好きなことをアピール?!謙虚になんでもやる姿勢こそが大切でしょう」
「好きという程のものなんてないなぁ…」
そんな風に思った方も多いのではないでしょうか。
しかし、ワーキングマザーには、「自分の強みを活かす」という考え方が超重要です。なぜなら、絶対的に限られた時間で成果を出さなければならないからです。そして、効率よく仕事を進めるためには、出来るだけ「得意なことをやり、苦手なことをやらなくて良いようにする」ことが一番です。たとえ得意なものがなくても、好きなことの方が頑張れるのは確かですよね。
私の場合は、「何かを考え、整理して、資料にまとめる」ことが好きで、比較的スムーズに仕事が進みました。一方で、ケアレスミスが多く「大量の数字を扱うこと」「型の決まった書類の入力」が苦手。間違えないようにするには、他人の2倍の時間がかかります。
そこで、可能な限り前者の仕事を請け負い、代わりに後者を他人に頼めないか、上司やメンバーに相談をしてみました。ただ単に業務量を「減らす」のはNGでも、得意なことに置き換えることができれば、私自身も楽になる上に、組織としての生産性も上がります。
もちろん、業務内容はそうそう変えられないでしょう。それでも、雑用も含めた小さな作業ひとつひとつを見直すと、何かしら改善できるものが見つけられるのではないでしょうか。
ちなみにこんな私は確定申告も苦手なので、夫にお願いしています。その間に私が家事をした方が効率的だからです。家庭内での育児・家事分担も、得意不得意(もしくは「気になる」「気にならない」)の視点で割り振ると、お互いにストレスが減るかもしれません。
突然休んでしまうことに備えて、常に整理整頓しておけばよかった!
急な欠勤で、誰かに代理を頼むこともあるでしょう。この時、頼まれる側に「業務そのもの以上の負担」をかけないようにするために大切なことが、整理整頓です。
特にバタバタしがちな時短勤務では、思わず資料はそのままの状態で置きっぱなし、データも自分のデスクトップに…なんてことになりがちかもしれませんが、これは危険な行為です。
私は資料が机の端に山積み状態で帰宅したために、電話口でお願いごとをする際、
「確かこのへんにこんな資料があるので各10部印刷を、あ、3枚目は今日は使わないので抜いて下さい」
「どれー??(イライラ)」
と、かなりの無駄な時間を使わせてしまった経験があります。それからは、毎日帰宅前に整理整頓の1分間を確保するようになりました。
以上が、私の3つの反省です。
復職したては大変なことも多かったですが、「社会人としてこんなに成長する機会はそうそうない」と、今ではこの経験をありがたく感じています。
皆さんが少しでも上手に復職1年目を乗り切って、素敵なワーキングマザーライフを送れますように!
本記事に掲載されている情報において、その正確性や有益性などを保証するものではありません。この記事の情報から行う全ての行動については、読者の責任によって行ってください。「すいっち」では、その責任を一切負うことはできません。また、記事に掲載される金額やサイトURLなどは時期によって異なる場合などがありますので、詳細な情報は必ずリンク先でご確認ください。
このライターの他の記事を読む

白鳥 舞

最新記事 by 白鳥 舞 (全て見る)
- 【ワーママ体験談】他人を頼ってみた〜家事代行編〜 - 2018年2月28日
- ワーママにとって本当に大切なこととは? - 2018年1月16日
- 共働き家庭が実践!おススメ家事の工夫3選! - 2017年9月29日