7ヶ月の赤ちゃんを保育園に預けて復職するお母さんから、次のようなご相談をいただきました。
「これまでは好きな時に抱っこやおっぱいをしてあげられたけれど、その触れ合いがなくなったらこの子はどうなってしまうのでしょう?」
卒乳できていない赤ちゃんにとって、ママと離れるのは触れ合いの不足という意味でも哺乳の面でもつらいことですね。
どのようにフォローしてあげたら良いか、一緒に考えました。
ママがいない!?抱っこしてくれているのは誰?
赤ちゃんは、いつもとても近い距離でママのお顔を見ています。それが突然、離れることになってしまうと大変不安になりますので、保育園に預ける少し前から、ママの顔を離れて見る訓練をしましょう。
パパに抱かれている腕の中から、ほんの少し離れたママの顔を見ることには慣れているかもしれませんし、少しママから離れていても目が届くとことにいれば、泣いてママを呼べばすぐに抱っこしてくれることを赤ちゃんは知っています。
ところが、見慣れない人の抱っことなると話は違ってきます。ましてやママがそのまま遠くへ歩いて行ってしまったら・・・。赤ちゃんは怖さと不安で泣き続けることになってしまいかねません。
まずはおじいちゃんやおばあちゃん、または信頼できるママ友に赤ちゃんのお留守番を頼んでみてください。短い時間でも良いので、ママのいない空間で過ごすことを経験してみると、赤ちゃんのママ離れがスムーズに進みます。
信頼の表情が絆の証。笑顔のママが好き!
お出かけの練習をするママは、一番素敵な笑顔で「行ってきます!」と言ってください。「この人に任せておけば安心」「すぐに帰ってくるから待っててね」の気持ちをこめて、明るく颯爽と出かけましょう。
帰ってくる時ももちろん笑顔で「ただいま!会いたかったよ!」と言いましょう。お出かけの間、抱っこをしてくれていた人に心からの感謝の気持ちで「ありがとう」を伝え、笑顔で赤ちゃんを受け取ります。
赤ちゃんはママの表情からすべてを読み取っていますから、ママが不安な表情で出かけたり、帰ってきた時に涙ぐんでいたりしたら「なぜ?」と疑問がわいてしまいます。目と目で交わす信頼のサインが何よりのコミュニケーションです。赤ちゃんを安心させる最高の笑顔で「行ってきます」「ただいま」ができるようになれば、保育士さんへのバトンタッチもすぐそこです。
パパからもおっぱいがもらえる!?おいしい時間大好き!
ママのお出かけ練習ができたら、今度は、パパの出番!赤ちゃんにミルクをあげたことがあるパパも多いことと思いますが、長時間ママがいないという寂しい思いをした赤ちゃんにとって、パパからもらうミルクはより温かく美味しく感じます。
復職を機に断乳をされるママもいるでしょうから、パパも「おっぱいがない」という言い訳は通用しません。ママとは違い大きな腕の中に包まれてミルクを飲むという安心感を、赤ちゃんに与えてあげましょう。
ここでも目と目のコミュニケーションが一番大事です。テレビやスマホを見ながらではなく、赤ちゃんの目をしっかり見て話しかけながらミルクタイムを楽しんでください。パパと赤ちゃんの絆が深まれば、ママの復職のストレスも軽減されます。
家族みんなで、笑顔で保育園や職場へ出かけて、帰ってきたら思いっきりコミュニケーションタイムを取りましょう!
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安藤 華子

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